衰退の兆候 [国際社会]
老来の疾病は、都( すべ )てこれ壮時に招きしものなり。
衰後の孽( げつ )は、都てこれ盛時に作( な )せしものなり。
故に盈( えい )を持し満を履( ふ )むは、君子尤も兢々たり。
守屋 洋 (著), 守屋淳 (著)
菜根譚の名言 ベスト100
PHP研究所 (2007/7/14)
P31
元気盛んなときに不摂生をかさねれば、年をとってから病気が出てくる。
羽振りのよいときに無理押しすれば、落ち目になってから報いをうける。
元気盛んで羽振りのよいときこそ、いやがうえにも慎重を期さなければならない。
バブルの時代というのはつねに、突如として「新たな大衆」が登場する時期であり、
”馬鹿騒ぎ”のような繁栄が現出する。
しかし、こうした繁栄は「お陰参り」と同様、実は重要な予兆を示していたのである。
というのは、見かけ上は繁栄しているが、その後の時代を見ればそうした大衆はいっせいに姿を消し、
舞台で踊った彼らの存在自体があとに続く衰退の兆候にすぎなかった、ということがわかる
中西 輝政 (著)
なぜ国家は衰亡するのか
PHP研究所 (1998/10)
P198
満足は衰退の第一歩である
すべて世の中の事は、
もうこれで満足だという時は、
すなわち衰える時である。
「渋沢栄一訓言集」国家と社会
渋澤 健 (著)
巨人・渋沢栄一の「富を築く100の教え」
講談社 (2007/4/19)
P96
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