凡事徹底 [処世]
何事も実感しなければ自分のものにならない。
それもとことんやってこそ・・・・
途中でさじを投げるのは、何もしなかったことと同じである。
橋本 保雄 (著)
感動を与えるサービスの神髄―ホテルオークラを築いた人間(おとこ)の経営学
大和出版 (1999/09)
P81
感動を与えるサービスの神髄―ホテルオークラを築いた人間(おとこ)の経営学
- 作者: 橋本 保雄
- 出版社/メーカー: 大和出版
- 発売日: 1999/09
- メディア: 単行本
真に大志有る者は、克( よ )く小物を勤め、
真に遠慮有る者は、細事を忽( ゆるがせ )せにせず。
「言志録」第二七条
佐藤 一斎 著
岬龍 一郎 編訳
現代語抄訳 言志四録
PHP研究所(2005/5/26)
P25
詰まらんことなどは何様(どう)でもよいと、詰まらぬ事も出来ないくせに威張って居るのは凡愚の常で、詰まらぬ事まで能く出来て、而して謙遜して居らるるのは聖賢の態である。
~中略~
全気全念を以て事に従うのは、儒教においては「敬」
というのが即ちそれで、全気全念を保たんとするのが道家の「錬炁(れんき)」
の第一着なのである。
であるから、訳も造作もない日常の瑣事がチャンと出来るまでには少し修行がいるというのである。
しかし一度手に入れば忘れようとしても忘れられぬことは、丁度一度水に浮ぶ事を覚えると、水にさえ入ればおのずから浮くようなもので、掃除なら掃除に一度徹底してしまうところまで行けば、もう煩わしい事もなくおのずから善く出来るのであるから、案外面倒な事ではないのである。
静光動光(明治四十一年三月)
努力論
幸田 露伴 (著)
岩波書店; 改版 (2001/7/16)
P188
コメント 0