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知・情・意 [倫理]

面は冷ならんことを欲し、


背は煖ならんことを欲し、


胸は虚ならんことを欲し、


腹は実ならんことを欲す。

                       「 言志録」第一九条


                       佐藤 一斎 著

                       岬龍 一郎 編訳

                       現代語抄訳 言志四録

                       PHP研究所(2005/5/26)

                       P22

1898188

頭が冷静であれば判断も正しく、背が暖かければ強烈に人を動かし、胸にわだかまりなく素直であれば、人を受け入れることができ、腹が据わっていれば物事に動じることはない。
P22

[現代語抄訳]言志四録

[現代語抄訳]言志四録

  • 作者: 佐藤 一斎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


事に当たりて奇矯に馳せず、頑固にならず、是非善悪を見分け、利害得失を識別し、言語挙動すべて中庸に適うものがそれである。
これを学理的に解釈すれば、 「智、情、意」の三者が各々権衡を保ち平等に発達したものが完全の常識だろうと考える。
さらに換言すれば、普通一般の人情に通じ、よく通俗の事理を解し、適宜の処置を取り得る能力が、すなわちそれである。
常識と習慣

渋沢 栄一 (著)
論語と算盤
角川学芸出版 (2008/10/25)
P92

論語と算盤 (角川ソフィア文庫)

論語と算盤 (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 渋沢 栄一
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2008/10/24
  • メディア: 文庫


 「優れている」とわたしがここで言うのは、広い知識とものごとに対する見識があり、そして態度も立派な人だ。
~中略~
 態度は今挙げた要素のなかでは、一番取るにたらないものかもしれない。でも、優れた人間になるためには欠かすことのできないものだ。
態度いかんで、知識や見識が輝きもするし曇りもする。得やすくもなるし、得にくくもなる。
 そして、人を一番ひきつけるのも、残念ながら知識や見識ではなくて、その人の態度のようである。

父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章
フィリップ・チェスターフィールド (著), 竹内 均 (翻訳)
三笠書房 (2011/3/22)
P22


父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章 (知的生きかた文庫)

父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章 (知的生きかた文庫)

  • 作者: フィリップ・チェスターフィールド
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2011/03/22
  • メディア: 文庫


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