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一身独立して一国独立する事 [倫理]

第一条 独立の気力なき者は、国を思うこと深切ならず。
自ら心身を労して私立の活計をなす者は、他人の財に依らざる独立なり。
人々この独立の心なくしてただ他人の力に依りすがらんとのみせば、全国の人は皆依りすがる人のみにて、これを引き受くる者はなかるべし。

第二条 内に居て独立の地位を得ざる者は、外にあって外国人に接するときもまた独立の権義を伸ぶること能わず。
独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼する者は必ず人を恐る、人を恐るる者は必ず人に諂うものなり。
常に人を恐れ人に諂う者は次第にこれに慣れ、その面の皮鉄の如くなりて、恥ずべきを恥じず、論ずべきを論ぜず、人をさえ見ればただ腰を屈するのみ。
いわゆる習い性となるとはこの事にて、慣れたることは容易に改め難きものなり。

第三条 独立の気力なき者は、人に依存して悪事をなすことあり。

右三箇条に言うところは、皆、人民に独立の心なきより生ずる災害なり。
今の世に生まれいやしくも愛国の意あらん者は、官私を問わず先ず自己の独立を謀り、余力あらば他人の独立を助け成すべし。

福沢 諭吉 (著)
学問のすすめ
岩波書店; 改版版 (1978/01)
P33 学問のすゝめ 三編

-14c42.jpg不動堂からの根本大塔  高野山

 独立に二様の別あり、一は有形なり、一は無形なり。
なお手近く言えば品物につきての独立と、精神につきての独立と、二様に区別あるなり。
P166

学問のすゝめ改版

 自立とは、自分が選択しているという意識があり、その選択に責任をもっていることです。
自立した人は、何か問題が起きても、他人に責任転嫁(他責)をすることなく、当事者意識を持って考え、壁を越えることができます。

喜田 菜穂子 (著)
きほんからわかる「ビジネスコーチング」 
イースト・プレス (2008/10/17)
P30

きほんからわかるビジネスコーチング

ロックフェラー家では、子どもは男も女も、一八歳になると家を出て自立することが家訓だという。大学はアルバイトや奨学金で卒業する。
 生物の存在意義は、次世代に命を継承するためだと聞く。次世代に継承するとは、ただ子孫を産めばいいということではない。ちゃんとエサを自分で取り、敵から身を守る技と知恵を教え込み、自立させる。
その子はさらに次の世代に、その技と知恵を伝えてゆく。この連鎖が何億年も続けられ、豊饒な生命世界をつくりだしたのである。
 人間も例外であってはならないはずだ。

精神科医が教える50歳からの人生を楽しむ老後術
保坂 隆 (著)
大和書房 (2011/6/10)
P128


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