身の程を知れ [人生]
一、考案して思うべし。
我が位のほどをよくよく心得ぬれば、それほどの花は一期失せず。
位より上の上手と思へば、もとありつる位の花も失するなり。
よくよく心得べし。
一、よく工夫して考えよ。
自分の芸の程度をきちんと認識していれば、その芸相当の魅力は一生失せることはない。
自分の実力以上の上手だと思い込むと、もともとあった芸相当の魅力もなくなってしまうのだ。
よくよく理解せよ。
世阿弥 (著), 竹本 幹夫 (翻訳)
風姿花伝・三道 現代語訳付き
角川学芸出版 (2009/9/25)
P39
霧島神宮
世に成功熱に浮かされ、
野猪的に進む者が多いが、
その多く失敗に終わるは、
身の程を知らぬからである。
「渋沢栄一訓言集」道徳と功利
渋澤 健 (著)
巨人・渋沢栄一の「富を築く100の教え」
講談社 (2007/4/19)
P102
みんなさ、背伸びしたくなるの、ねえ。自分の力以上のことを見せようと思って、ええかっこしようとするじゃない、だから、ちょっと足元すくわれただけでもスコーンといっちゃう。
自分の身の丈に合ったことを、毎日毎日、一生懸命やることが大事なんじゃないの。
人間から見た偉いとかすごいとかなんて、仏さんから見れば何にも変わらないから。
天台宗大阿闍梨 酒井 雄哉 (著)
一日一生
朝日新聞出版 (2008/10/10)
P16
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