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論議に参画させておくべき者たち [処世]

  意思決定を実効あるものにするには、決定を実行するうえで何らかの行動を起こすべき者、逆にいえば決定の実行を妨げることのできる者全員を、決定前の論議に責任をもたせて参画させなければならない。
それは民主主義ではない。セールスマンシップである。
「マネジメント」

P・F・ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳)
経営の哲学 (ドラッカー名言集)
ダイヤモンド社 (2003/8/1)
P154


経営の哲学 (ドラッカー名言集)

経営の哲学 (ドラッカー名言集)

  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2003/08/01
  • メディア: 単行本

 




マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則
ピーター・F・ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳)

ダイヤモンド社; エッセンシャル版 (2001/12/14)


P155


マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2001/12/14
  • メディア: 単行本

 


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 命令を質問のかたちに変えると、気持ちよく受け入れられるばかりか、相手に創造性を発揮させることもある。
命令が出される過程に何らかの形で参画すれば、だれもその命令を守る気になる。

デール・カーネギー (著) 香山晶 (訳)
人を動かす
ハンディーカーネギー・ベスト 
創元社 (1986/11)
P296


 

ハンディーカーネギー・ベスト (3冊セット)

ハンディーカーネギー・ベスト (3冊セット)

  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 1986/11/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

 

 

 もちろん(住人注;提案の)完成度が高いということ自体は、プロとして一般的に大事にすべき価値であることは疑いの余地がありません。しかし、国際交渉のような場で合意に達するには、参加する人みんなが、「この交渉で何かを得た」もしくは「自分の主張が反映されている」と思えることが何よりも重要です。
 私が国連で仕事をしていたときには、先輩たちからよく、「最初に出す提案は七〇点、もしくは六〇点ぐらいを目指してほしい」と言われたものです。つまり、「関わる人たちが改善にコミットできる余地を残しておきなさい」というわけです。日本の場合は、少し大げさに言うと、提案書についてもほとんど一〇〇点に近いものを作ってしまう。すると、相手側は「いや、たしかにいいと思うんだけど、私にも何かインプットさせてよ」という心境になるのです。
 逆に、「まだ粗削りなんですけど、こんなことを考えているんですよ」という六〇点の文案であれば、「ここ、もうちょっとこうしたらいいんじゃないですか」と、相手側も提案の改善に参加できる余地ができます。


交渉プロフェッショナル
島田 久仁彦(著)
NHK出版 (2013/10/8)
P180



交渉プロフェッショナル 国際調停の修羅場から (NHK出版新書)

交渉プロフェッショナル 国際調停の修羅場から (NHK出版新書)

  • 作者: 島田久仁彦
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2013/10/11
  • メディア: Kindle版

 


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