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感覚は当てにならない [ものの見方、考え方]

毎日立って前を向いて歩いているでしょう(住人注;90日の間、ひたすらお経を唱えながらぐるぐる回る「常行三昧」)。
そうすると、(住人注;「常行三昧」が終わっても)目の前にあるものはすべて真正面にあるものだと思い込んでしまうんだよ。寝ていて見える天井だって、天井に見えず、壁に見えてしまう。
 習慣っていうのはそれくらい人の感覚を狂わせてしまうんだな。

天台宗大阿闍梨 酒井 雄哉 (著)
一日一生
朝日新聞出版 (2008/10/10)
P172

一日一生 (朝日新書)

一日一生 (朝日新書)

  • 作者: 天台宗大阿闍梨 酒井 雄哉
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2008/10/10
  • メディア: 新書


-8959e.jpg三徳山三仏寺クサリ坂

 脳が、空間に占めるからだの拡(ひろ)がりを明確に把握している、というのはどういうことか、ちょっとでも考えたことがありますか?
実は、左脳の方向定位連合野に、からだの境界を明確にする細胞があり、それによって、からだがまわりの空間と相対的にどこから始まり、どこで終わっているかがわかるのです。
同時に右脳の方向定位連合野には、空間でのからだの向きを決める細胞が存在します。その結果、左脳は、体がどこで始まってどこで終わっているかを教えてくれ、そして右脳が、わたしたちを好きな方へ向かわせてくれるのです。※6

奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき
ジル・ボルト テイラー (著), Jill Bolte Taylor (原著), 竹内 薫 (翻訳)
新潮社 (2012/3/28)
P331


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