都合でなく事実にあわせろ [ものの見方、考え方]
あなたの立てた当初仮説がどんなにみごとで、洞察に富み、独創的だと思っても、事実によってそのまちがいが証明されることもありうることを覚悟していなくてはならない。
証明されたら、その事実にあわせること。
四角い釘を丸い穴に押し込むように、事実を無理やり都合のいい枠組みに叩き込むようなことをしてはならない。
イーサン・M・ラジエル (著), 嶋本 恵美 (翻訳)
マッキンゼー式 世界最強の仕事術
ソフトバンククリエイティブ (2006/9/22)
P50
P31
当初仮説の「定義」
当初仮説とは、要するに「行動する前に問題の解決策を考えること」である。
P89
つまり「自信家」も「自信がない人」も、結局は”自分に都合のよい妄想”に囚われているのです。
仏教的な考え方が身についてきた人なら、ここで「妄想は当てにしない」とすぐに発想できることでしょう。
「自信めいた気持ち」が出てきたときは、「あ、妄想が湧いた」「あ、判断した」と気づいて、リセットしようとするはずです。「それより今できることは何だろう?(やらなきゃ)と考える―これがブッダの合理的な思考法です。
P91
「自分はまだまだ」と感じている人は、たくさんいると思います。
しかし、その「まだまだ」こそは、必要のない判断・妄想です。本当は、そうした思いに反応しないで、ただ今なすべきこと、今できることを、やっていく。やってみることのほうが大切なのです。「まだまだ」はやめましょう。「自信が欲しい」とも考えないでください。
わたしはわたしを肯定する。そして、今できることをやっていこう、と考えましょう。
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
草薙龍瞬 (著)
KADOKAWA/中経出版 (2015/7/31)
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