敵を作らない [処世]
敵方を自分の味方にしてしまうんです。味方にしてしまえば、一滴も血を流すことなく、城をとることができます。さらにいいことに、自分の兵力も増強されるんです。
わたくしは、これが最強の成功法則だと思っています。つまり、敵を作らない。会う人すべてを自分の味方にしてしまう、ということです。
斎藤 一人 (著)
ツイてる!
角川書店 (2004/8/7)
P 148
長浜城
この世に敵のいない人間はいないし、すべての人間に愛される人もいない。
けれどだからと言って、愛される努力をしなくていいかというと、そんなことはない。
私の長年の経験から言うと、友が多く敵の少ない人がこの世で一番強い。
そういう人は恨みを買ったり、ねたまれたりすることがめったにないので、誰よりも早く出世するし、万一落ちぶれるにしても、人々の同情を集めながら、優雅に落ちぶれる。
こう考えてみると、友が多く敵が少ないというのは、常に努力してみる価値のある、ひとつの目標ではないだろうか。
父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章
フィリップ・チェスターフィールド (著), 竹内 均 (翻訳)
三笠書房 (2011/3/22)
P203
コメント 0