「ほめる」と「ねぎらう」 [教育]
「ほめる」という行為と「ねぎらう」という行為は、一見同じように見えます。
たとえばどちらも「よくやった!」という一言なのかもしれない。
しかし、堀之内先生(住人注;堀之内高久、横浜国立大学助教授、臨床心理家)はおっしゃいます。
「ねぎらい」には、相手に対する敬意が込められていると。
~中略~
堀之内先生はこうおっしゃいます。「ねぎらい」とは無条件の行為だ、と。
「ほめる」というのは条件付きの行為、ある条件が整ったときに、初めて「ほめる」という行為ができる。
小阪裕司 (著)
リーダーが忘れてはならない3つの人間心理
フォレスト出版 (2010/3/10)
P69
リーダーが忘れてはならない3つの人間心理 (Forest2545Shinsyo 10) (フォレスト2545新書)
- 作者: 小阪裕司
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2010/03/10
- メディア: 新書
不退寺1
ここでもう一ついわれた。おまえ台所へこもって、何年になるか、と。
五年余りだった。すると、弱くない、といわれた。
それだけの年月台所にいて、内心はしらず、表にたてては不服をいわず、ずっと黙ったなりで過ごしてきたのは、強かった、という。いたわり、ねぎらわれたのである。
~中略~
ともあれ、この時の強かったなのねぎらいの一言は、いまだに効果が続いている。
幸田 文 (著), 青木 玉 (編集)
幸田文しつけ帖
平凡社 (2009/2/5)
P11
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