あげるべき成果を明確にせよ [経営]
まずマネジメントが行なうべきことは、自らの組織があげるべき成果を明確にすることである。
これは、実際に取り組んでみれば明らかなように、最も難しく、最も重要な仕事である。組織の外部に成果を生み出すために資源を組織化することこそ、マネジメントに特有の機能である。
「明日を支配するもの」
P・F・ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳)
経営の哲学 (ドラッカー名言集)
ダイヤモンド社 (2003/8/1)
P17
会社が業績を上げるには、従業員のコミットメント(主体的に自ら関わる、肩入れする心理)を引き出す必要があるのですが、大久保さんは見事にこの理論を実践されています。
例えば、ジョン・R・カッツェバックというアメリカの経営学者は、これを引き出す5つの方法を提唱していて、リーダーがまずやるべきことは、「プロセスと尺度」の明確化だと言っています。
つまり、何をやったらどういう成果が出るのか、どこまでやったらゴールなのかを明確に示すということなのですが、これは従業員のコミットメントを引き出す最低必要条件なんです。
野田稔
こうして企業は再生する 2011年11月
大久保 恒夫 (その他), 野田 稔 (その他)
NHK出版 (2011/10/25)
P88
こうして企業は再生する 2011年11月 (仕事学のすすめ)
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2011/10/25
- メディア: ムック
最短ルートを見つける上で一番大切なのはゴールを明確にすること。その一点なんですよね。
そのゴールで何を求められているかを明確にすることによって、自分が何を、いつ、どこまで深くやらなければいけないか優先順位が決まってくる。
私たちはこれを「ゴールからの発想」と呼んでいます。
~中略~
今、やらなければいけないことだけを確実に行うことがポイントです。
そこで方向性を間違わないためにも、ゴールからの発想というのは非常に重要なのです。
要するに目的意識がなければいけないということです。
“司法試験流” 知的生産術
伊藤 真 (その他), 野田 稔 (その他)
NHK出版 (2012/1/25)
P12
“司法試験流” 知的生産術 2012年2月 (仕事学のすすめ)
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/01/25
- メディア: ムック
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