SSブログ

観の目つよく、見の目よはく [ものの見方、考え方]

  「目の付けやうは、大きに広く付くる目也。観見二つの事、観の目つよく、見の目よはく、遠き所を近く見、ちかき所を遠く見る事、兵法の専也。
工夫あるべし。此目付、ちいさき兵法にも、多きなる兵法にも、同じ事なり。目の玉うごかずして、両わきを見る事肝要也。
かようの事、いそがしき時、俄(にわ)かにはわきまえがたし。
此書付を覚えへ、常住此目付になりて、何事にも目付のかわらざる所、能々吟味あるべきもの也」
「一、兵法の目付けと云う事」

谷沢 永一 (著)
宮本武蔵 五輪書の読み方
幻冬舎 (2002/10)
P127

-60a78.jpg弥勒堂
宮本武蔵五輪書の読み方

宮本武蔵五輪書の読み方

価格:1,575円(税込、送料別)

近くにいると、何がどうなっているのかわからない。しかし、物事から離れて遠くから見ると、何が問題かがよく見えてくる。構成しているものの軸になっているものが、くっきりと浮き出てくるからだ。
「悦ばしき知識」

超訳 ニーチェの言葉
白取 春彦 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/1/12)
196

自分の専門分野しか知らず、他の分野に少しも興味を示さないような人間は、いつか必ず失敗をします。
そして過度な分業化を志向した組織は、必ず破綻していくのです。

北原 茂実 (著)
「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる!
講談社 (2011/1/21)
P52  

 
【送料無料】「病院」がトヨタを超える日

【送料無料】「病院」がトヨタを超える日
価格:880円(税込、送料別)


 何が問題かを発見できたら、もう問題は解決されたも同然である。
ところが問題を見ていながら、それを「問題」としてとらえる目をもたないことがなんと多いことか。
物事になれてしまって、問題を見てもふしぎと思わない。そんなのは「見の目」にすぎない。
 真の問題が見えにくいのは、ちょうど氷山のように一部分が見えるだけで、大部分は水面下に隠れているからである。つまり、小さな兆候を見て大きな問題をさがしだすのだ。
よほど活眼を働かさねばならない。および腰で見るのではなく、乗りだして見つめるという姿勢がたいせつである。こんなものを「観の目」というのだろう。 

経営の行動指針―土光語録
土光 敏夫 (著), 本郷 孝信 (編集)
産能大出版部; 新訂版 (2009/10/15)
P56


 だから、気象とかそういうものと個体とは、一つの全体の中にあるんです。人体は絶対に一つのまとまりの中にあるの。だけど、全部を細かく診るのは人間の能力に限界があるから、部分を詳しく診る専門家は大事。
大事だけれど、全体を見ることのできる人も必要なの。
では、漢方の偉い先生はどう言うか。「患者をじいーっと見たらいかん。ぼんやり一所懸命見なさい」と言うの。ぼんやり注意を漂わせて見る。そうすると全体のバランスが見えてくるんです。

神田橋條治 医学部講義
神田橋 條治 (著), 黒木 俊秀 (編集), かしま えりこ (編集)
創元社; 初版 (2013/9/3)
P118


自分の考えで頭がいっぱいになるのは作家として致命的な欠陥だ。物事は少し離れたところから語られねばならない。―「日記」一八五一年十一月十一日

ソロー語録
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(著), 岩政 伸治 (翻訳)
文遊社 (2009/10)
P96


P54
まず私たちは認識するという行為を、画像で、言葉で、フィーリングや味で、香りというように、いくつかに分けて定義づけました。それ以降、さらにそのアイディアを突き詰め、それぞれのシステム(特徴)を様々な要素に細かく分類していきました。
こうして分類されたイメージ、サウンド(音)、フィーリングという認識の各構成要素(クオリティ)が、サブモダリティと言われるものです。
 私たちは五感で外界から情報を得ています。そして、内にある五感を使って外の世界を理解しているのです。例えば、画像や動画のイメージで考える方法がその一つです。
~中略~
 これらのイメージは、さまざまな付随する要素を伴って現れます。例えば昨日したことを思い出してください。その時、自分自身の姿を思いうかべるかもしれませんし、自分の目を通して見たものを見るかもしれません。そのイメージは静止画かもしれませんし、あるいはまるで映画のような動画イメージとして思い出しているかもしれません。
どのようなものであれ、こうして私たちは外界での経験を処理しているのです。

P56
 私たちが何か物事を考える時、そのイメージは特定の場所にあります。特定のサイズで、自分から特定の距離があります。
心の中のイメージは、実際に外の世界に存在するものと同じではありません。
私たちがイメージする時、それは私たちの目の前のどこかに特定の大きさで現れます。イメージの中にあなた自身を見ているのであれば、それはディソシエートしていることになり、また、そのイメージの中にあなた自身の姿はなく、自分の目で実際に起こっている物事を見ているのなら、これはアソシエートしていることを意味します。
 ※[監訳者注]ディソシエート(dissociate)とは、分離して観客のように客観的に自分を見ていること、アソシエイト(Associate)とは、起こっている場面の中で、あなた自身が主観的に体験していることを言います。 つまり、ディソシエイトでは、自分の姿全体を見ているのに対して、アソシエイトの場合は、自分の視点から見えるものだけを見ていることになります。

P60
あなたの思考の構成要素であるサブモダリティによって、思考がそのようにあなたに影響を与えるかが決まってきます。
自分が主体の、アソシエイトしている大きな動画を思い浮かべると、サブモダリティのフィーリングはより強いものとなります。逆に、動画を小さくして、自分とは距離を置いたディソシエイトした状態にすると、そのフィーリングは弱くなります。
サブモダリティのコントロールの方法を習得することによって、必要な時に、必要なフィーリングを持てるようになります。
これをあなた自身の脳を働かせる(Running your own brain)と名づけましょう。

望む人生を手に入れよう―NLPの生みの親バンドラーが語る 今すぐ人生を好転させ真の成功者になる25の秘訣
リチャード バンドラー (著),Richard Bandler (原著),白石 由利奈 (翻訳),& 1 その他
エル書房 (2011/6/1)


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント