真実はつかまえどころのない [哲学]
人間の行動を研究する場合、真実はつかまえどころのないというよりは、「液体」だと考えるようになった。
四方八方から流れ込み、あらゆる角度から穴を開ける。
研究者にとって危険なのは、真実と偽りを混同することではない。何についても断定できると思い込んでしまうことだ。
人間の行動に関しては、真実はもっと広大で、大海のようなものだ。
ヤンミ・ムン (著), 北川 知子 (翻訳)
ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業
ダイヤモンド社 (2010/8/27)
P158
長谷寺3
P169
人は、満足しながらも変化を求める。関係性は、いらだちを感じさせると同時に満ち足りたものにもなり、共生的であると同時に自由でもある。
私たちは日々、その中で生きていて、すでにこのことを知っている。私は夫を愛しているが、腹を立てることもしょっちゅうだ。
これが、実際、人の人たるゆえんだろう。ともに生きるために、内的一貫性は必要ない。
私たちは、私たちにとっての真実が様々であり、整然とした秩序に従うには人生は短すぎると感じている。
自分の眼がどこまでも遠くを見ることがないように、生身の体を持ったわたしたちの体験の範囲と距離は、いつも限られているのだ。
~中略~
それなのに、大きいだの小さいだの、固いだの柔らかいだの、と勝手に判断している。
さらに、他の生き物についても勝手に判断している。
つまり、最初から限界があるのに、自分たちの判断が間違っているかもしれないということに気づかないでいる。これが、人間であることの大小さまざまの宿命なのだ。
「曙光」
超訳 ニーチェの言葉
白取 春彦 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/1/12)
052
P110
イエス
あなた方は真理を知るだろう。そして真理はあなた方を自由にする。
ヨハネ伝
P111
ブッダ
真理に基づいて行動する人は、この世でもあの世でも幸せになれる。
今枝 由郎 (翻訳), 鈴木 佐知子 (翻訳), 武田 真理子 (翻訳), マーカス・ボーグ
イエスの言葉ブッダの言葉
大東出版社 (2001/10)
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