家族 [家族]
P218
家族―最後の頼みの綱として語れる場所。二十四時間営業中
アンブローズ・ビアス「悪魔の辞典」
P216
世の中がどんなに変化しても、人生は家族で始まり、家族で終わることに変りはない。
アンソニー・ブラント
大山 くまお (著)
名言力 人生を変えるためのすごい言葉
ソフトバンククリエイティブ (2009/6/16)
030
二人以上で、一緒にいて、同じ体験をし、共に感動し、泣き笑いしながら同じ時間を共に生きていくのは、とても素晴らしいことだ。
「人間的な、あまりに人間的な」
034
たとえば、家庭の中に楽しまない人がたった一人いるだけで、誰かが鬱々としているだけで、家庭はどんよりと暗い不快な場所になってしまう。
「悦ばしき知識」
超訳 ニーチェの言葉
白取 春彦 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/1/12)
P96
疫病のようにエロといわれるものが拡がった。私はそういうものを一切隠さない。
一つ読み二つ読み、娘はうかない顔をして質問する。
「ほんとのこともこの通りなの?」
「心ごころさ。だから大切なのよ」と私はいう。
学ぶことは自らすべきであり、保護は年長ががしてやるべきである。
父から子、子から孫へと伝え来て、今日なお私にも娘にも役に立っているのは「正直な態度でよく見る事」であり、親子隠さず話しあうことである。
P208
だがなあ、好んで身八つをかたくしないことも、時にはあるかもしれない―けしからぬ話だときくもよし、おもしろいと思うもよし。
きものはさまざまあるし、さまざまに着る。あまり子供っぽくばかり思って着ているのも、よしあしだからいっておく。
~中略~
こういう教えは、おきらいな方もありましょう。けれども私には役にたちましたし、最もうちの教えらしい教えだと思います。うちだからこそ、こういう教えができるのではないでしょうか。
着物はいつも、天下泰平で着ていられるとは限らないなどとは、うちのほかどこで話してくれるでしょう。
>>>身八つ口
幸田文しつけ帖
平凡社 (2009/2/5)
大多数の日本人は表面上の「家族」を取り繕っているにすぎない。
ひとつの屋根の下、誰もが孤立したまま、我慢を重ねながら「家族」を演じている。
我々が真剣に考えなければならないのは医療の崩壊ではなく、むしろ家族の崩壊なのだ、と。
北原 茂実 (著)
「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる!
講談社 (2011/1/21)
P24
「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる! (講談社プラスアルファ新書)
- 作者: 北原 茂実
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/01/21
- メディア: 新書
P44
おそらく人類は地球上に棲息してからそれほど時間をおかず、家の中に住むことの便利さを発見したのだろう。つまり家庭の安らぎであるが、この言葉はもともと家族の満足ではなく、家屋の満足を意味していたのだろう。
~中略~
人間は最初、戸外で裸の生活をしていた。だが、穏やかで温かい天候の時、昼間ならそれで快適だったが、雨季とか冬、または焼けつくような太陽のもとでは言うまでもなく、大急ぎで家屋という避難所で自分の身を守らなかったならば、人類はその創世記のうちに滅んでいたであろう。
伝説によるとアダムとイヴは衣服が作られる前は木の葉をまとっていた。人間は家庭を求めるものである。
そこは暖かく、安らぎの場所であり、なによりも身体を暖めてくれるし、それから愛情という暖かさを育んでくれる。
P55
ほとんどの人々は、住宅とは何かということについて考えてみたことはなく、実際、しなくてもいい貧乏な生活をしている原因は、近所の人と同じような住宅を手に入れたいと思っているからである。
森の生活
D・ヘンリー・ソロー
(著), 佐渡谷 重信 (翻訳) (著)
講談社 (1991/3/5)
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