運(ツキ)のせいにしない [人生]
人間は自分が他人より劣っているのは能力のためでなく、運のせいだと思いたがるものだ。
プルタルコス
大山 くまお (著)
名言力 人生を変えるためのすごい言葉
ソフトバンククリエイティブ (2009/6/16)
P219
法起寺5
P222
ツキというのは、明らかに一番確実性が薄いから、全力を尽くした後であてにすべきだ。
エルビン・フェルトナー「”勝ちぐせ”をつけろ!」
勝利した者はもれなく、偶然などというものを信じていない。
たとえ彼が、謙遜の気持ちから偶然性を口にするにしてもだ。
「悦ばしき知恵」
超訳 ニーチェの言葉
白取 春彦 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/1/12)
061
P54
しかしながら福無福を偶然の運(めぐ)り合わせであるとするのは、風に本来福も無福もないといる理や、甲の福とする風は即ち乙の無福とする風と同一の風であるからという理があればとて、それは聊(いささ)か速断過ぎるのである。
如何となれば風は予測し難いものには相違ないが、また全く予測することは出来ないものとも限られてはいないのであるから、船を出さんとするに臨みて十二分に思議測量して、我に取って福利なる風を得べき見込をえたる後、
初めて海に出ずるにおいては、十の七、八は福を享け無福を避け得るはずである故に、福に遇い無福に遇うを以て偶然の廻り合わせのみに帰するということは、正当の解釈とは認められない理である。
惜福の説(明治四十三年十一月)
P311
(住人注;本書の)主意は当時の人々の功を立て業を成さんと欲するあまりに、不如意のこと常に七、八分なる世にありて、徒(いたず)ら自ら悩み苦みて、朗らかに爽やかなる能わざる多きを悲しみ、心の取り方次第にて、さように陰惨なる思のみを持たずとも、陽舒(ようじょ)の態を有して、のびのびと勢いよく日を送り、楽しく生を遂げ得べきものをと、いささか筆墨を鼓して、苦を転じて楽と為し、勇健の意気を以て懊悩焦燥の態度を払拭せんことを勧めたまでであった。
~中略~
要するに、どういう心掛けで生きたら人は、不如意なこと多い世にあって人生を肯定的に生きられるかを説いたもので、その意味でわたしは本著を「幸福論」と名付けてもいいような気がするが、
~中略~
露伴がまず説くのは、幸不幸はあらかじ運命で定っていると考えがちな「運命前定説」の虜(とりこ)になるな、ということである。
~中略~
それは世上の成功者は皆自己の意志や智慮や勤勉や仁徳の力によって自己の好結果を収め得たことを信じて居り、そして失敗者は皆自己の罪ではないが、運命の然(しか)らしめたがために失敗の苦境に陥ったことを嘆じて居るという事実である。
即ち成功者は自己の力として運命を解釈し、失敗者は運命の力として自己を解釈して居るのである。
努力論
幸田 露伴 (著)
岩波書店; 改版 (2001/7/16)
08
不遇はナイフのようなものだ。ナイフの刃をつかむと手を切るが、把手(とって)をつかめば役に立つ。
[ハーマン・メルヴィル]米国の小説家 | 1819-1891
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運命とは偶然の問題ではなく、選択の問題である。
それは、待つものではなく、自分の手で獲得するものである。
[ウィリアム・ジェニングス・ブライアン] 米国の政治家 | 1860-1925
人生はワンチャンス! ―「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法
水野敬也 (著), 長沼直樹 (著)
文響社 (2012/12/11)
人生はワンチャンス!- 「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法 人生は~シリーズ
- 出版社/メーカー: ミズノオフィス
- 発売日: 2013/07/05
- メディア: Kindle版
自分の思い通りにならぬこと、換言すれば禍いには二種あると思う。いわゆる天の授くるものと、自ら作るものとがそれである。
すなわち、慮(はか)らざる誉れもあれば、全きを求むるそしりもある。
吉凶禍福、貴賤、貧富、生死等天命にあらぬものはなしとしても、おのずから招くものと、自ら至るものとある。
一はいわゆる自業自得、一は運命あるいは正命などと称してある。もっとも、自業自得と称するうちにも、正命的の分が少なからず含まれてあり、正命と称するうちにも、自分の責任に帰する分が少なくない。
修養
新渡戸 稲造 (著)
たちばな出版 (2002/07)
P287
P141
「幸運なんてものはないよ。すべては努力次第だ」という息子のメッセージは、わたしが子どもの頃、父からよく聞かされたメッセージに通じるものがあります。
父はこう言いました。「努力すればするほど、運はついてくる」。
父のおまじないは、幸運をつかむために何かをすべきかを思い起させてくれました。
成功する可能性がとても低く、競争がどれほど激しくても、体と頭と心を十分に鍛え、準備すれば、可能性を最大化できるのです。
P160
要約しましょう。目標を絞り、ひたむきに努力すれば、幸運が舞い込む確立は上げられます。しかしながら、努力以外に使えるツールはたくさんあります。訪れた機会を歓迎する、チャンスが舞いこんだら最大限に活かす。身の周りの出来事に目を凝らす、できるだけ多くの人たちとつきあう、そして、そのつきあいをできるだけいい方向で活かす。
自分自身で運を呼び込むとは、悪い状況を好転させ、いい状況はさらに良くすることなのです。幸運に恵まれる確率は大幅に高めることができるます。そのためには、できるだけ幅広い経験ををし、その経験を独自の方法で結びつけること。そして、恐れることなく、自分の人生を演じたいステージに上がろうとすることです。
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
ティナ・シーリグ
(著), Tina Seelig (原著), 高遠 裕子 (翻訳)
CCCメディアハウス (2010/3/10)
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2010/03/10
- メディア: ハードカバー
100パーセント他人のせいという事故はあるだろう。あくまでそれは確率的には少ないことで、さすがにそういう事故は自分でコントロールできないといえる。
だが、それ以外、物事の90パーセント以上は自分の責任だ。自分と向き合い、未来のシナリオまで想定して、逆算して準備していれば、たいていのことは他人のミスで失敗することなど防げる。
頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法
田村耕太郎 (著)
朝日新聞出版 (2014/7/8)
P187
頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法
- 作者: 田村耕太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/07/08
- メディア: 単行本
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