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月経前不快気分障害 [言葉]

  生理が始まる前になると決まってイライラしたり気分が落ち込んだりする―。多くの女性が経験するこの現象は「月経前不機嫌性障害(PMDD)」と呼ばれます。 ADHDやASなどの女性の発達障害者では、このPMDDが重度になったり、うつ状態を合併しやすいことが知られています。

発達障害に気づかない大人たち
星野仁彦 (著)
祥伝社; 新書判版 (2010/1/30)
P110

発達障害に気づかない大人たち (祥伝社新書 190)

発達障害に気づかない大人たち (祥伝社新書 190)

  • 作者: 星野仁彦
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2010/01/30
  • メディア: 新書

  -4b771.jpg萩町城跡からの白川郷3

>>月経前不快気分障害
>>>発達障害  

 

●月経前緊張症―健康な成熟夫人の約九〇パーセントは、月経に関するなんらかの訴えをもっている。
精神的にいらいらする、からだがだるい、からだがむくむ、など約二〇~四〇パーセントは日常生活になんらかの支障をきたしており、約五パーセントは、正常な日常生活が不可能とされている。婦人の社会的進出がいちじるしくなった現代社会において、このことは大きな社会問題となってきている。
家庭内においても、極端な場合であるが、夫や子供に対する暴力的行動や犯罪など、深刻な問題が発生している。
 月経前緊張症の一連の症状のなかで、痛みも決して無視できない問題である。
この痛みは、心理的要因や子宮内膜症などの器質的疾患が背後に存在していると考えられた時期もあったが、現在ではこの考えは完全に否定されている。
心身とも全く正常な婦人が、毎月、判で押したように、苦しまなければならない痛みである。

痛みとはなにか―人間性とのかかわりを探る
柳田 尚 (著)
講談社 (1988/09)
P69

痛みとはなにか―人間性とのかかわりを探る (ブルーバックス)

痛みとはなにか―人間性とのかかわりを探る (ブルーバックス)

  • 作者: 柳田 尚
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1988/09
  • メディア: 新書


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not_so_bad_one

月経前、嫌悪感高まる 京大、イライラや憂鬱実証
共同通信社 3月9日(金) 配信


 女性は月経前に、嫌悪するものに対する感受性が高まることを京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)のグループが突き止め、8日付の英科学誌電子版に発表した。

 イライラや憂鬱(ゆううつ)など月経前に心や体に現れる不快症状は「月経前症候群」として知られるが、その判断は本人への質問による主観的な気分の聞き取りにとどまっていた。

 チームの正高信男(まさたか・のぶお)京大教授(認知神経科学)は「自分に有害なものを排除する傾向が強くなり、さらにこれが進むとイライラしたりすると考えられる。客観的な実証は初めて」としている。

 チームは、29歳と30歳の健康な独身女性60人に花の白黒写真8枚とヘビの白黒写真1枚の計9枚が並んだタッチパネル式の画面から、できるだけ速くヘビを見つけてもらい、時間を計測。

 すると、月経が始まる3~4日前は、これ以外の時期と比べ、約0・2秒速く見つけられた。

 正高教授によると、これまでに米国のグループが、排卵後に増える黄体ホルモンが不安や怒りの感情に関わる脳の部位を活性化させることをマウスで解明。今回、ヘビを嫌う感受性が鋭くなったことから、ヒトでも黄体ホルモンが月経前の症状に影響している可能性がある、としている。

※英科学誌はサイエンティフィック・リポーツ
by not_so_bad_one (2012-03-10 07:53) 

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