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家庭の単位 [家族]

  一般的に、欧米の家庭では「夫婦」が家庭の単位だと考えられています。ほとんどの日本人は「親子」を家庭の単位と考えるでしょうが、そうではないのです。
 彼らにとって子どもは「あとからやってきた客さん」でしかなく、大きくなったら家庭から出て行くのが当然という感覚なのです。
斎藤環

40歳の教科書NEXT──自分の人生を見つめなおす ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編
モーニング編集部 (編集), 朝日新聞社 (編集)
講談社 (2011/4/22)
P155

40歳の教科書NEXT──自分の人生を見つめなおす ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編

40歳の教科書NEXT──自分の人生を見つめなおす ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/04/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

TS3E0361 (Small).JPG菅生の滝

 そもそも、当時(住人注;二十世紀初頭)の日本はまだ農業国であったと言っても過言ではない。
そして農作業をするにあたって、男女の差はほとんど存在しない。
また、賃金労働者として働く人々のうちでも、女性の比率は大変高く、男二に対して女一の割合であった。
~中略~

女が家庭のなかに入るという経済的ゆとりが国中に存在しなかったのである。 それがやがて、暮らしにゆとりがでてくる。第一次世界大戦を契機としてのことである。
そこから前章に書いたような、家庭の主婦という身分が誕生する。だがそれはあくまで本当に家に拘束されているというニュアンスよりも、「羨望の的」であったことは注意しなくてはならないだろう。
そうしておおよそ今の家族の姿が整うのが、昭和ヒトケタのころであったと考えられる。

ケータイを持ったサル―「人間らしさ」の崩壊
正高 信男 (著)
中央公論新社 (2003/09)
P158

ケータイを持ったサル―「人間らしさ」の崩壊 (中公新書)

ケータイを持ったサル―「人間らしさ」の崩壊 (中公新書)

  • 作者: 正高 信男
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2003/09/01
  • メディア: 新書

 


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