フットワーク [養生]
昔の人は健脚だった。
「奥の細道」の松尾芭蕉は、あの東北旅行を五ヵ月でしている。
~中略~
その行程約二千四百キロ。四十六歳の芭蕉がそんなに歩けたことに驚くが、江戸時代の旅とはそういうものだったのだ。
時代が下って、幕末になる。その時、いわゆる志士たちが実に頻繁に旅をすることにも驚かされる。中には船旅をする者もいたが、多くはひたすら歩いて日本中どこへでも行くのだ。
その脚力が情報を集め、時代を読み、世の中を動かすことにつながっていた。
もっとどうころんでも社会科
清水 義範 (著),西原 理恵子 (イラスト)
講談社 (1999/12)
P135
高松
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