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健康法の第一は原因の除去 [雑学]

 健康法の第一は、体を損なう原因をとり除くことだ。その原因には、体の内にあるものと外から入ってくるものがある。 体の内にあるものは、自分自身の欲望である。外から入ってくるものは、環境によるものである。 自分の欲望のまま生活せず、環境の変化に対して常に注意していれば、健康で元気に暮らせ、病気にかかることもなく天寿をまっとうできる。

養生訓 現代文
貝原 益軒 (著) , 森下 雅之 (翻訳)
原書房 (2002/05)
P15

養生訓 現代文

養生訓 現代文

  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2020/11/06
  • メディア: 単行本

 

TS3E0484 (Small).JPG宮島

南 医者に行かず病気が治ったっていうのを特別なことのように思っちゃいますが、実は病気は自然に治るっていうのが常態で、そこをもっと早く治そうとか、痛かったりするのが嫌だからいろいろしてるんですよね。でもそれがわかりにくくなってきている。
東洋医学で言う自然治癒ってのはつまり免疫のことでしょう。そういう風にいえば最近でこそなるほどとうなずく人も多くなったけど、前はずいぶん胡散臭かった。
養老 ぼくは相当壊れてる人でも平気じゃないかという気がしなくもありません。実はかなりの人がそうやって生きているはずです。患者さんが信じる信じないは別として、ほとんどの病気は自然治癒するんですよ。
九〇パーセントは放っておけば治ると僕なんかは思っています。医者が手を付けられるのは残りの一〇パーセントでしかありません。

解剖学個人授業
養老 孟司 (著), 南 伸坊 (著)
新潮社 (1998/04)
P173

 

解剖学個人授業 (新潮文庫)

解剖学個人授業 (新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/11/06
  • メディア: 文庫

 

 

 

 

 国民皆保険によりわずかな自己負担金で、手軽に医者にかかれる状況にあることや「素人判断で様子見していて、手遅れになったらどうするか」という医療側の脅しが利いているせいで、ちょっと頭が痛いだけですぐCT検査を希望するような情勢が続いています。
 原因療法があるため受診した方がいい病気は、そんなに多くはありません。病気を治す力の中心をなすものは、本人の自然治癒力(後で詳述)です。
~中略~
 かつて、四半世紀以上も前にアメリカ合衆国の権威ある学術専門誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」の編集長、インゲルハイム氏が、
「病気の80%は医者にかかる必要がない、かかった方がいいのが10%強、かかったために悪い結果になったのが10%弱」
といいました。

大往生したけりゃ医療とかかわるな
中村 仁一 (著)
幻冬舎 (2012/1/28)
P18

大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書)

大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書)

  • 作者: 中村 仁一
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/01/30
  • メディア: 新書

 


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