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あとみよそわか [言葉]

後をもう一度ふり返って見て、粗相がないか気を配りなさい、という意味。
「そわか」は、円満成就の意味。

幸田 文 (著), 青木 玉 (編集)
幸田文しつけ帖
平凡社 (2009/2/5)
P44

-9707e.jpg大山寺参道
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 車に轢かれる危険が最も大きいのは、一台目の車をうまくよけた直後だ。
「人間的な、あまりに人間的な」

193
 わたしたちも何かをなしたら、きちんと後始末をしなければならない。そういして初めて着手した物事がようやく終り、完成させたことになる。
「漂泊者とその影」

超訳 ニーチェの言葉
白取 春彦 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/1/12)

  [第百九段] 名うての木のぼりと言われた男が、人を指図して、高い木にのぼらせて、梢(こずえ)を切らせた折に、大変危険と思われる間は、何も注意しないで、仕事がすんでおりる時に、もう軒の高さ程になったところで、「あやまちをするな。気をつけておりろ。」と言葉をかけたのを,[これくらいになったら、飛びおりても、おりられるだろう。
なぜそんな注意をするのか。」と申したところ、 「そのことです。目がまわり、枝がしなってあぶないうちは、自分で気をつけますから、声をかけません。あやまちは、何でもないところになって、きっとやるものです。」と答えた。
いやしい下人ではあるが、聖人のいましめに一致している。
蹴鞠も、むずかしいところをけ出して後、安心すると、きっと落ちるものだとあったように思う。

徒然草―現代語訳
吉田 兼好 (著), 川瀬 一馬
講談社 (1971/12)
P241


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