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説教で問題は解決しない [経営]

 経営者たちのモラルを向上させよう、子供たちに道徳教育をしよう―そうした「お説教」で問題が解決するのであれば、今ごろ、私たち人類は何一つ犯罪が起きることもない「地上の楽園」に住んでいるはずです。

日本の「安心」はなぜ、消えたのか 社会心理学から見た現代日本の問題点
山岸 俊男 (著)
集英社インターナショナル (2008/2/26)
P41

DSC_6249 (Small).JPG犬飼石仏

P28
 中国の人たちが一生懸命に働くようになったのは、資本主義によって奉仕の精神に目覚めたせいではありません。
国営企業時代は「働かなくても食っていける」社会だったのが、今度は「働けばもっといい生活ができる」社会になったからで、自分や自分の家族のために猛烈に働くようになったにすぎません。
 しかし、どんなにイデオロギー教育を行い、怠け者に厳罰を与えても、いっこうに解消されなかった中国経済の非効率さが、これによって解消されたことは誰にも否定できない現実です。
 人間が進化の過程を通して身に付けてきた「人間性」を修正しようと無駄な努力を重ねるよるよりも、それを事実として受け止めたうえで、その人間性を上手に活用することで社会の問題を解決していったほうが、ずっと建設的ではないかと思うのです。

   私はウンウン聞いていて、一段落ついたところで、大変だったな、じゃあな、といって終わらせればよかったのだ。
忠告だの忠言だのを言われてよろこぶ人はいない。
それが忠告で友達甲斐に言っていることだと、わかる(住人注;冷静沈着、客観的な)状態ならば、そんな電話を、そもそもかけちゃこないのだ。
 私はとんだ紅茶野郎だったということだ。人が聞きたいのはセイロンなんかじゃない。
セイロンを言うくらいなら黙っておいたほうがましなのだった。
私は人に話を聞いてほしい人の気持ちがわかっていなかった。と、いまわかった。

心理療法個人授業
河合 隼雄 (著), 南 伸坊 (著)
新潮社 (2004/08)
P37

 話し終わったとき、話し手が聞き手に「どうしたらいいか」を聞くことがあります。聞き手の立場からすれば、ふつうの助言や情報なら言えますが、「どうしたらいいか」を実際にするのは話し手ですから、「それはあなたが考えることよ」と言いたいだろうし、それが正解です。
しかし、聞き手が話し手と同一視してしまっていると、ついつい自分ならこうするというような助言をしてしまいます。 このような助言が話し手の役に立つことは、実際にまずほとんどありません。
どうしてかというと、聞き手が話し手とは違った存在だからです。

プロカウンセラーの聞く技術
東山 紘久 (著)
創元社 (2000/09)
P144

おどしてなにかをやめさせるという方法は、短期的には効果があるが、長期的に見ると前向きな結果を生まない。悪いことをしたらどんなひどい目にあうかを並べたてると、子どもの頭の中でその行動がよけい魅力的になる可能性がある。おどすのではなく、ロボットの実験で使われたようなおだやかな言い方をしたほうがいい。
「○○をしてほしくない」と言い、それ以上は言わない。子供がなぜそれをしてはいけないのかと聞き返したら、きちんと理由を説明しよう。

その科学が成功を決める
リチャード ワイズマン (著), Richard Wiseman (原著), 木村 博江 (翻訳)
文藝春秋 (2012/9/4)
P292

「私は自分の子供をふくめた多くの青少年たちからリーダーシップの何たるかを学んだ。
それは、親として、あるいは教師として青少年たちを導くとき、こうしろああしろと彼らに説教してはいけないという事だ。 彼らは、観察することによって、この世で何をするのが正しいかを真に学んでいる。
親や教師の言うことにいつも耳を傾けるわけではない。いつも注意を払うわけではない。それどころか、親や教師の言うことに注意を払わずにすむチャンスをいつもうかがっている。

パウエル―リーダーシップの法則
オーレン ハラーリ (著), Oren Harari (原著), 前田 和男 (翻訳)
ベストセラーズ (2002/05)
P261


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