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旅の恥はかき捨て [日本(人)]

 「日本人らしさ」なるものは、実は日本の社会で生きていくための知恵、むずかしい言葉でいえば「戦略的行動」に過ぎないのではないかというのが私の考えであり、私が研究している「社会心理学」の考えであるのです。
 つまり、日本人とアメリカ人の行動パターンの違いは、文化に違いがもたらしたものというよりも、その人が置かれている「環境」、つまり社会のあり方がもたらしたものにすぎないというわけです。

日本の「安心」はなぜ、消えたのか 社会心理学から見た現代日本の問題点
山岸 俊男 (著)
集英社インターナショナル (2008/2/26)
P50

DSC_6267 (Small).JPG

犬飼石仏

P128
 つまり、普段その人のおとなしい性格や、真面目な行動はその人自身の心の働きや心の性質から生まれたものではなく、そういうふうに振る舞うのが「戦略的にトクをする」から、そうしているだけのこと。
したがって環境が変わって、大人しく振る舞わなければいけない状況がなくなれば、大胆なことでも平気でできるし、それを恥ずかしいとも思わない。まさに「旅の恥はかき捨て」になってしまうわけです。


タグ:山岸 俊男
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