ダブルバインド理論 [言葉]
「ダブルバインド理論」というのをご存知でしょうか。この理論を提唱したのは、グレゴリー・ベイトソン
という文化人類学者(といっても、この人いろんな領域に関わっていますが)です。
~中略~
別々の方向へと引っ張るメッセージが発せられた場合、人はどのメッセージに反応したらよいのか混乱してしまい、立ちすくんでしまうという理論です。子どもの頃からこのような状況にたびたび立たされると、分裂症傾向(統合失調傾向)になってしまうと言われています。
たとえば、母親から口ではあなたを愛しているというメッセージを発しながら、身体的には拒否するようなメッセージ(子どもが触れると身を引くなど)を同時に発していると、その子はダブルバインド状態に陥ってしまいます。
いきなりはじめる仏教生活
釈 徹宗 (著)
バジリコ (2008/4/5)
P188
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