占い師のところに行く人 [対人関係]
占い師のところにいって、悩み事の相談をする人の目的は、結論を与えられることではなく「確認」することだというのもよく言われる。
もう「そうする」しかない結論は出ているんだけれども、それを誰かに言ってほしい。
それで「安心したい」というのだ。
さらに言うなら、ほんとは、そんなことを言ってほしいのでもない。
とにかく自分の愚痴を、だれかに聞いてほしかったのだト、そういうことらしい。
心理療法個人授業
河合 隼雄 (著), 南 伸坊 (著)
新潮社 (2004/08)
P35
三六〇 師はいわれた、「瑞兆の占い、天変地異の占い、夢占い、相の占いを完全にやめ、吉凶の判断をともにすてた修行者は、正しく世の中を遍歴するであろう。
ブッダのことば―スッタニパータ
中村 元 (翻訳)
岩波書店 (1958/01)
P76
コメント 0