悪口がいけない理由 [倫理]
前略~
他人を非難する悪口の斧を君がブンッと振り下ろすたび、まっさきに君の心がこわばって、君の脳内に不快な神経刺激が生まれ、君の内臓に毒素が発生し、君の呼吸には毒ガスが混ざるのだから。
経集657
超訳 ブッダの言葉
小池 龍之介 (著)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2011/2/20)
〇一〇
六五七 人が生まれたときには、実に口の中には斧が生じている。愚者は悪口を言って、その斧によって自分を切り割くのである。
六五七 毀(そし)るべき人を誉め、また褒めるべき人を毀る者、―かれは口によって禍をかさね、その禍のゆえに福楽を受けることができない。
ブッダのことば―スッタニパータ
中村 元 (翻訳)
岩波書店 (1958/01)
P146
人の悪口を言うは、自分の下劣なことを自白するにすぎぬ、最も聞き苦しいことである。自分を上げるために、人を下げんとするほど、心術の陋劣(ろうれつ)で見にくいことはない。
修養
新渡戸 稲造 (著)
たちばな出版 (2002/07)
P196
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