玉音盤 [雑学]
徳川侍従(住人注;徳川義寛侍従)が玉音盤を保管した場所が悪ければ、玉音盤は反乱軍に押さえられていたかもしれない。
万一玉音盤が奪われていたら8月15日の玉音放送は幻となり、日本の終戦が遅れたことは必至である。
歴史に「もし」はないが、もしそうなっていたら、ソ連軍が日本に宣戦布告している状況下で、米国の駐留が遅れることになり、北海道が、いや東日本までがソ連に占領されていた可能性が高い。そうなれば、ドイツ、朝鮮半島同様、日本は東西に分断されていたこともあり得る。
玉音の放送時間が正午と決められたこと、そして徳川侍従の機転が玉音盤を守った、そしてこのことは日本の歴史にとって重要な意味を持つことになる。
語られなかった皇族たちの真実-若き末裔が初めて明かす「皇室が2000年続いた理由」
竹田 恒泰 (著)
小学館 (2005/12)
P138
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