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本当は変わりたくないんだろ! [ものの見方、考え方]

 口では「変化に順応しようと努力している」と言いながら、悪いニュースをもたらす社員をクビにしている企業もある。
だが、それは自殺行為でしかない。

魂を売らずに成功する-伝説のビジネス誌編集長が選んだ 飛躍のルール52
アラン・M・ウェバー (著), 市川裕康 (翻訳)
英治出版 (2010/2/25)
P71
TS3E0531 (Small).JPG旧門司税関庁舎

赤字だったり、業績が悪化したりしているということは、間違ったことをしているということです。かつては正しかったことだと思います。
でも時代が変わり、環境が変わり、間違ったことになっているのです。思い切って変えなくてはなりません。
お客様の視点、現場の実態から、本来どうあるべきかを考え、原理原則、基本に戻って、根本から変えていくのです。

いままでのやり方を続けたほうが楽ですし、昔そのやり方で成功してきた人は抵抗することもありますが、怯まず、断固として進めていかないと、間違ったことをしていては誰のためにもなりません。

利益を3倍にするたった5つの方法―儲かる会社が実践している!
大久保 恒夫 (著)
ビジネス社 (2007/08)
P6

利益を3倍にするたった5つの方法―儲かる会社が実践している!

利益を3倍にするたった5つの方法―儲かる会社が実践している!

  • 作者: 大久保 恒夫
  • 出版社/メーカー: ビジネス社
  • 発売日: 2007/08/01
  • メディア: 単行本

 

社会生活者というものの心理も理性もつねに現状維持もしくは多少の改善をのみ好むものであり、足もとの崩れるような大変革はのぞまない。

花神 (中)
司馬 遼太郎 (著)
新潮社; 改版 (1976/08)
P156  

花神(中) (新潮文庫)

花神(中) (新潮文庫)

  • 作者: 遼太郎, 司馬
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1976/09/01
  • メディア: 文庫

 利得よりも損失を強烈に感じるという心理的特性は”損失回避”を導く.
その一つの現れが”現状維持バイアス”であり,このため人は状況を有利なほうに変えることに抵抗することがある.
なぜなら,人は変化によって得られるものよりも,失うものをずっと気にかけるからである.
別の現れとして”埋没費用効果”があり,このため人は損失を認めることを避けるべく,もっと別の良い使い途があるのに,これまで金を費やした悪い使い途に金を投入し続けてしまうのである.

リスク 不確実性の中での意思決定
Baruch Fischhoff (著), John Kadvany (著),中谷内 一也 (翻訳)
丸善出版 (2015/4/26)
P113

リスク 不確実性の中での意思決定 (サイエンス・パレット)

リスク 不確実性の中での意思決定 (サイエンス・パレット)

  • 出版社/メーカー: 丸善出版
  • 発売日: 2015/04/26
  • メディア: 新書

「意思の力で努力すればするほど、意思による努力とは正反対の結果が出てしまう」
というのが、努力逆転の法則=「エミール・クーエ」の法則なのです。
「人間の未来は、思ったとおりににしかならない」
という事実がある一方で、これは、なんだか矛盾しているように思えますよね?
でも、ちゃんと理由があるのです。
それは、
「意志力と妄想が相反している場合は。妄想のほうが勝ってしまう」
から。
 妄想と、意志の力が衝突し、対立している場合、意志の力で嫌な妄想を抑えようとすればするほど、そこに注意が向いてしまい、意識がとらわれて、最悪の結果を招いてしまうのです。
~中略~
一生懸命、まじめにやっている人がなぜか報われず、いい加減そうに見える人がどうしてだか幸運をつかむ。
 そんなことも往々にしてありますよね。そこには、このエミール・クーエの法則が、働いているのかもしれません。

脳はどこまでコントロールできるか?
中野 信子 (著)
ベストセラーズ (2014/8/19)
P154

脳はどこまでコントロールできるか? (ベスト新書)

脳はどこまでコントロールできるか? (ベスト新書)

  • 作者: 中野 信子
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2014/08/19
  • メディア: 新書

わたしのところに通ってくる神経症の患者さんも、ある程度つきあっていると、症状に苦しんでいるのだか、苦しむ自分によってやっと安心感を得ている※のだかわからなくなることが多いです。
つまり、「この人を治したほうがいいのか、実は治さないほうがいいのか」と悩むことすらある。
かように人の心は微妙であります。
~中略~
運命と馴れ合うのが好き※ いわゆる「負け癖がつく」というやつです。マイナス要因であっても、ヒトは慣れ親しんだものに惹かれてしまうのが一般的です。つまりきわめて保守的なのです。変化や革命を好むのは、若くてエネルギーがあり余っているか変人かのどちらかです。
内田樹先生から、「知らぬ仏よりも知ってる鬼」という言葉を教えてもらったことがあります。映画の「仁義なき戦い」で菅原文太が発した台詞だそうで、彼らアウトローですら馴れ合いが好きなのですね。
~中略~
安心感を得ている※神経症の症状が安心感の保証として機能してくれているうちはまだよろしいのですが、彼らのうちには、往々にして「わたしはこんなに苦しんでいるのだから、そのぶん、世間はわたしにサービスをしてくれて当然である」といった被害者的発想ないしは権利要求的発想に走り、結果として妙に自己中心的に振る舞う人が散見されます。こうした人たちも、病気が治ってしまうと行儀よくしなければならなくなるので、症状改善には抵抗を示すことが多いですね。

「治らない」時代の医療者心得帳―カスガ先生の答えのない悩み相談室
春日 武彦 (著)
医学書院 (2007/07))
P109

「治らない」時代の医療者心得帳―カスガ先生の答えのない悩み相談室

「治らない」時代の医療者心得帳―カスガ先生の答えのない悩み相談室

  • 作者: 春日 武彦
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 2020/04/11
  • メディア: 単行本


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