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本物のリーダー [対人関係]

1、人柄・・・本物のリーダーに共通する特徴がいくつかある。 一つめは、自信と謙虚さの両方を兼ね備えていること。~中略~ 二つ目は、自然体であること。~中略~ 三つめは、聞きて上手であること。

2、仕事・・・リーダーの仕事リストの最初にあるのは、「人材を引き寄せ、育てる」ことだ。~中略~

3、手法・・・リーダーは、部下たちに「指針」を与えるが、「答え」は与えない。~中略~

4、遺産・・・前略~ 本物のリーダーは、どんな財産を残すだろう?  まず、仕事への情熱、会社への愛、そして、就任前より健全で強力な会社にした功績だろう。それから、有能なチーム。これらが残れば、あなたは仕事をやり終えた本物のリーダーだと言える。

そして本物のリーダ―は、たくさんのリーダーを育てる。つまり、「リーダーを増やした人が本物のリーダー」なのだ。

魂を売らずに成功する-伝説のビジネス誌編集長が選んだ 飛躍のルール52
アラン・M・ウェバー (著), 市川裕康 (翻訳)
英治出版 (2010/2/25)
P206
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P215
四 ~略~


君子の道に貴ぶ所の者三つ。
容貌を動かしては斯( すなわ )ち暴慢に遠ざかる。顔色を正しては斯ち信に近づく。
辞気を出だしては斯ち鄙倍( ひばい )に遠ざかる。


~中略~


君子たるものは、日ごろ生活に三つのことを心がけねばなりません。
第一に、立ち居振舞にお気を付けられること、さすれば暴力と軽侮は自然に遠ざかりましょう。
第二に、顔つきを厳然となされること、さすれば人の信頼が自然と集まるでしょう。
第三に、発言なされるときは語気に注意されること、さすれば野卑で不合理なことばは、自然に耳にはいらなくなりましょう。
泰伯篇

 

P378

二五 子曰わく、君子は事( つか )え易( やす )くして説( よろこ )ばすに道を以てせざれば、説ばざるなり。 その人を使うに及びてや、これを器( うつわ )とす。小人は事え難くして説ばせ易きなり。
これを説ばすに道を以てせずと雖( いえど )も説ぶなり。
その人を使うに及びてや、備わらんことを求む。

~中略~

先生がいわれた。
「 君子のもとで働くのはたやすいが、心から喜ばせることはむつかしい。なぜなら正しい道によって喜ばせなければ、けっして喜んではくれないからだ。
しかも、君子が人を使うにあたっては、器具と同じように、それぞれの役目が果たされるだけで満足する。小人のもとで働くのはむつかしいが、その心を喜ばせるのはたやすい。なぜなら、正当な道によらないで喜ばせても、じゅうぶん喜んでくれるからだ。
しかも、小人が人を使うにあたっては、すべての点でその人が完全無欠な人間であることを要求するのである 」
衛霊公篇

P444 二一 子曰わく、君子は諸( これ )を己に求め、小人は諸を人に求む。
衛霊公篇


                  論語

           孔子 (著), 貝塚 茂樹

                       中央公論新社 (1973/07)

 

論語 (中公文庫)

論語 (中公文庫)

  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1973/07/10
  • メディア: 文庫

 本当の宰相は共通して、宰相たることに淡々としておる。満足とか得意とか、いわんや誇りとか名誉とかそういう主観を持っておらん。
極めて自然であって、そして余裕があり、どこか一抹の寂しさを持っている。難しく言えば、虚無的なものがある。満足とか得意といったことを意識しない
東洋人の本能というのだろうか、多くの人々は本能でそういう宰相に共鳴する。

酔古堂剣掃「人間至宝の生き方」への箴言集
安岡 正篤 (著)
PHP研究所 (2005/7/1)
P69

酔古堂剣掃(すいこどうけんすい) 「人間至宝の生き方」への箴言集 (PHP文庫)

酔古堂剣掃(すいこどうけんすい) 「人間至宝の生き方」への箴言集 (PHP文庫)

  • 作者: 安岡 正篤
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/07/01
  • メディア: 文庫

P35
多少時間がかかってもトップに寄りかからず、自分で責任をもってやる幹部を養成するのが、会社百年の計だ。~中略~
 権限を委譲すること自体はたやすいが、委譲を守り通すことはむずかしい。委譲とは、ノドまででかかった言葉をがまんして飲みこむようなしんどい行為なのだ。
 結果の責任をとるのはたやすいが、事を完遂する責任はむずかしい。責任とは、いったん決めたことは石にかじりついてもやりぬくきびしい行為なのだ。

P95
前略~すぐれた管理者とは、期待された仕事をより少ない部下で達成できる人、部下を早く一人前に育て次々に放出できる人、自分の後継者をつくりあげ、自分はいつでもでられるようにしている人だといえよう。

経営の行動指針―土光語録
土光 敏夫 (著), 本郷 孝信 (編集)
産能大出版部; 新訂版 (2009/10/15)

経営の行動指針―土光語録

経営の行動指針―土光語録

  • 出版社/メーカー: 産能大出版部
  • 発売日: 2009/10/15
  • メディア: 単行本

最も優れた管理者とは、計画遂行にふさわしい人材を選び出す見識と、
彼らのやることに干渉しない自制力を備えた人間である。
[セオドア・ルーズベルト] 第26代米国大統領 | 853-1919

人生はワンチャンス! ―「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法
水野敬也 (著), 長沼直樹 (著)
文響社 (2012/12/11)
P11

人生はワンチャンス!   ―「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法

人生はワンチャンス! ―「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法

  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2012/12/11
  • メディア: 単行本

 クーパー氏(住人注;シュルツィ氏の後任として社長になったサイモン・クーパー氏)はこうも言っています。
「リーダーの力量は、自分が引き継いだ時よりも、さらに競争力のある組織にして、次世代に引き渡せるかどうかで決まる。私のミッションは、私が社長に就任したときよりも進化した状態で、リッツ・カールトンを後継者に引き渡すことに他ならない」

一流の男は「気働き」で決める
高野 登 (著)
かんき出版 (2014/4/23)
P045

一流の男は「気働き」で決める

一流の男は「気働き」で決める

  • 作者: 高野 登
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2014/04/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

P192
 マイクロソフトで創業者ビル・ゲイツの腹心を務め、現在は同社のCEOであるスティーブ・バルマーもまた強烈なリーダーだ。彼のすごいところは、世界中から超がつくほど優秀な人々が集まる同社で、社員たちを駄馬のごとく徹底的に働かせているところにある。
「ビルが天国を語り、スティーブが地獄に叩き落とす」という比喩でよく知られる人物である。
黎明期のマイクロソフトで創業者のビルゲイツは、従業員によく、パソコンを通じて社会にどれだけ自分たちが貢献できるか、夢や理想を語っていた。
企業活動の根管にそうした夢や理念があることは非常に重要なことだが、現実はそれだけでは人は動かない。
 マイクロソフトという会社があそこまで大きくなった理由は、コンピューター業界において「こうあるべきだ」という正しい理想の姿を実現するために、必要な事業活動を猛スピードで実行し、さらに競合となる企業を徹底的に叩き潰してきたことにある。
つまり同社には、理想論を語るビル・ゲイツとは別に、冷徹で時に残酷な決断を躊躇なくできる人物が必要だった。そして、スティーブ・バルマーがその役割を担ったのである。

P197
 日本人の多くは、謙虚ですばらしい人格を持ったリーダーを好むが、そういう人は実際にはリーダーにはなれないのである。歴史に名を残すレベルの企業を作ったようなリーダーというのは、みなある種の「狂気の人」であることが多いのだ。

P199
 以前、ある若い社会企業家がジョン・ウッド(住人注;現在、世界中で一番成功している社会企業家、アメリカの非営利団体、「ルーム・トゥ・リード」の創始者)に「メンバーのやる気が足りないのですが、どうしたら良いでしょうか?」という質問をした。そのとき彼の答えは次のようなものだった。
「簡単なことだ。自分自身が結果を出し続ければ良い。リーダーが結果を出せばみんなついてくる。あなたが結果を出していないからダメなんだ。まずは結果を出してください」

P203
 いろいろな経営者の自叙伝を読むと、人格的に優れており「なるほど、この人のもとで働きたい」と思うようなすばらしい人物像が描かれているが、はっきり言ってそのほとんどは、編集者とライターと広報担当者が合作した「虚像」にすぎない。
 実際のところ革命的なことを成し遂げるリーダーの多くは、ある種の人格破綻者であるか、あるいは新興宗教の教祖のような自己愛の塊である。そして、そうした強烈なリーダーが率いるからこそ、組織は成功するのである。

P205
 長年ビジネスの世界で生き残っている経営者には、やたらと謙虚さを強調したり、慈善事業をしていることをさりげなく主張したがる人も多い。
おそらくそれは、自分の中のダークサイドとのバランスをとろうとしているのである。そして、そのバランスを維持できるだけの精神力を持っている人だけが生き残るのである。

僕は君たちに武器を配りたい
瀧本 哲史 (著)
講談社 (2011/9/22)

武器としての決断思考 (星海社新書)

武器としての決断思考 (星海社新書)

  • 作者: 瀧本 哲史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/09/22
  • メディア: 新書


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