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間違っていない、掘り下げてゆこう [ものの見方、考え方]

「個性のある人が、個性に沿ったことをやっているかぎり、安らぎあって楽しい」というのは、うまくいっているときです。ところがそれが頭打ちになると、やっぱり相当苦しいときが来るんです。
自分の個性に合ったことをしておられても、頭打ちになったり、しんどくなたりした人が、われわれのところにカウンセリングを受けに来られることがあります。
われわれはそういう人に「あなたは選択を間違っていた」とか言うんじゃなくて、「そこをじっくりと掘り下げていこう」というふうにやるわけです。

河合隼雄のカウンセリング講座
河合 隼雄 (著)
創元社 (2000/06)
P53

TS3E0591 (Small).JPGハラペーニョ

科学の名著の一つであるデカルトの「方法序説」(Discous de la Methode 一六三七年)のには、一人の男が大地に顔を向けて畑を掘り起こしており、その大地には天から陽光が燦々(さんさん)と降り注いでいる挿絵が載っていて、その絵の下には、(48)「行動せよ、そして希望を持て(Fac et Spera)」という銘が記されている。これはよい態度であり、よいモットーである。

平静の心―オスラー博士講演集
ウィリアム・オスラー (著), William Osler (著), 日野原 重明 (翻訳), 仁木 久恵 (翻訳)
医学書院; 新訂増補版 (2003/9/1)
P499

 きみの立っている場所を深く掘り下げてみよ。泉はその足下にある。
 ここではない何処か遠くの場所に、見知らぬ異国の土地に、自分の探しているもの、自分に最も合ったものを探そうとする若者のなんと多いことか。
「たわむれ、たばかり、意趣ばらし」

超訳 ニーチェの言葉
白取 春彦 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/1/12)
194


「一志不退(いっしふたい)」
 道元禅師の著書「正法眼蔵」にある言葉です。志を一度立てたら、決して退かず進み続けること。志とともに歩き続ければ必ず道は開かれると禅師は説いています。~中略~
過去は変えようがないのですから、まずは現状を受け入れましょう。
 今すぐに歩き出せなくても、志と希望さえ失わなければ、そのうち立ち上がって一歩前に進もうと思える日がやってきます。
 そうやって前進しようと思えた時、過去の失敗が貴重な教訓となってくれるでしょう。
~中略~
 マイナスは、必ずプラスに転じます。しかし、そのためには、マイナスを自分に与えられた試練としてきちんと受け止め、プラスに変えていこうとする努力が必要です。

怒らない 禅の作法
枡野 俊明 (著)
河出書房新社 (2016/4/6)
P135


自分と向き合い自分の基準を持てば、他人の評価や他人の目に影響されなくなってきて、そういうものからストレスを感じにくくなってくる。
 あなたの人生はあなたが責任を持って作り上げるもので他人がどう思おうが(それはよく思われるに越したことはないが)、結局はあまり重要ではない。 最後、死ぬときは一人であり、あの世に持っていけるのはあなたから見た達成感くらいだろう。人生の意義とは、ざっくり言えば自分が満足するかどうかである。
 しかし、現代社会、特に人の目を気にする日本社会で育ってきたわれわれは、他人からの評価に左右される人生を送っている。人間は周りに影響されやすい生き物なので、デキる人間に囲まれる環境を作ることは大事だが、そうした環境に満足するだけでなく、自分が納得できることが達成できたか、という自分だけの基準が重要だ。だからこそ、自分と向き合う必要性があるのだ。

頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法
田村耕太郎 (著)
朝日新聞出版 (2014/7/8)
P199


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