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犀の角のようにただ独り歩め [ものの見方、考え方]

P18
四五 もしも汝が<賢明で共同し礼儀正しい明敏な同伴者>を得たならば、あらゆる危難にうち勝ち、こころ喜び、気をおちつかせて、かれとともに歩め。
四六 しかしもし汝が、<賢明で共同し礼儀正しい明敏な同伴者>を得ないならば、譬えば王が征服した国を捨て去るようにして、犀の角のようにただ独り歩め。

P19
五〇 実に欲望は色とりどりの甘美であり、心に楽しく、種々のかたちで、心を攪乱する。欲望の対象にはこの患(うれ)いのあることを見てただ独り歩め。

P21
六七 以前に経験した楽しみと苦しみを擲(なげう)ち、また快さと憂いを擲って、清らかな平静と安らいとを得て、犀の角のようにただ独り歩め。

P73
七三 慈しみと平静とあわれみと解脱と喜びとを時に応じて修め、世間すべてに背くことなく、犀の角のようにただ独り歩め。

ブッダのことば―スッタニパータ
中村 元 (翻訳)
岩波書店 (1958/01)

ブッダのことば: スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば: スッタニパータ (岩波文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1984/05/16
  • メディア: 文庫

IMG_0032 (Small).JPG文殊仙寺

「自らの道を歩め。他人には好きに語らせよ」

超訳『資本論』
的場 昭弘 (著)
祥伝社 (2008/4/23)
P40

超訳「資本論」 (祥伝社新書)

超訳「資本論」 (祥伝社新書)

  • 作者: 的場昭弘
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2014/01/17
  • メディア: Kindle版

ひとりなら、人はいつでも出発できるが、誰かと連れだっていると、そのもうひとりの準備ができるまで待たなければならなくなり、出発までのかなりの時間を要してしまうのだ。―「森の生活」

ソロー語録
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(著), 岩政 伸治 (翻訳)
文遊社 (2009/10)
P99

ソロー語録

ソロー語録

  • 出版社/メーカー: 文遊社
  • 発売日: 2009/10/01
  • メディア: 単行本

 私は自分で実験した経験から、少なくとも次のようなことを学んだ。
もし人が自分の夢に向って自信をもってまっしぐらに進み、自分が想像したような生活をしようと努力すれば、普段考えもみなかったような成功にめぐり合うだろう。
なにかの用事を済まし、国境を通過しても気づかないであろう。新しく、普遍的で、さらに自由な法則が自分たちの周囲や、自分の中にも確立し始めるだろう。
あるいは、古い法則を発展させ、もっと自由な感覚で、自分のためになるような解釈をすることだろう。

森の生活
D・ヘンリー・ソロー (著), 佐渡谷 重信 (翻訳) (著)
講談社 (1991/3/5)
P464

森の生活 (講談社学術文庫)

森の生活 (講談社学術文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1991/03/05
  • メディア: 文庫

無智によって人生の方向が見えなくなった人間よりも、重荷を無理やり背負わされるロバやラクダの苦しみのほがまだ軽い、あなたはそう説きました。人生に目標をもたないことより大きな苦しみはありません。
私には実践の歩みを信じる心と、向うべき方向があります。混乱と恐れのうちに過ごさなくてもよい人生は、望める限り最大の幸福でしょう。
苦しんでいる人は世界にあふれています。信ずるものを進むべき道をもたないので、自らの身心を損なっているのです。

大地に触れる瞑想―マインドフルネスを生きるための46のメソッド
ティク・ナット・ハン (著), 島田 啓介 (翻訳)
医学書院 (2013/4/5)
P132

大地に触れる瞑想―マインドフルネスを生きるための46のメソッド

大地に触れる瞑想―マインドフルネスを生きるための46のメソッド

  • 出版社/メーカー: 新泉社
  • 発売日: 2015/04/03
  • メディア: 単行本

 関わりから愛情が生じる。愛情から苦悩が生じる。
 愛情からわざわいが起こることを理解して、犀の角のようにただ独り歩め。
                   ―スッタニパータ〈犀の角〉の節

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
草薙龍瞬 (著)
KADOKAWA/中経出版 (2015/7/31)
P143

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

  • 作者: 草薙龍瞬
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2015/07/29
  • メディア: Kindle版

 二〇 なんらかの意味において美しいものはすべてそれ自身において美しく、自分自身に終始し、賞賛を自己の一部とは考えないものだ。実際人間は誉められてもそれによって悪くも善くもならない。
一般に美しいといわれているもの、たとえば天然の物資や人工的な製作品などについても同じことがいえる。

マルクス・アウレーリウス 自省録
マルクス・アウレーリウス (著), 神谷 美恵子 (翻訳)
岩波書店 (1991/12/5)
P56


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