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イノベーション [経営]

言うまでもなく企業のイノベーションとは、「企業が革新的な技術、あるいは商品やビジネスモデルを生み出すこと」です。ではその条件とは何でしょうか。
 この単純で奥の深い疑問について、経営学には一つのコンセンサスがあります。それは「イノベーションを生み出す一つの方法は、すでに存在している知と知の組み合わせることである」ということなのです。

世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア
入山 章栄 (著)
英治出版 (2012/11/13)
P126

IMG_0040 (Small).JPG道の駅くにみ

P135
企業にとって、継続的なイノベーションを実現するには、二つのことを同時にバランスよく実現する必要があるのです。第一に知の幅を広げるための「知の探索」、そして第二に「すでに持っている知識や同質の知に改良を重ね、それらを深めて活用する」ことなのです。
 前者をエクスプロレーション(知の探索)と呼ぶのに対し、後者をエクスプロイテーション(Exploitation)といいます。本書では「知の深化」と呼ぶことにします。

P137
したがって、企業は本質的に知の探索をおこたりがちで、自分の「身近にある知識」だけを活用する傾向があります。経営学では、これを「知の近視眼化(Myopia)」と呼びます。
~中略~
 すなわち「当面の問題が成功すればするほど、知の探索をおこたりがちになり、結果として中長期的なイノベーションが停滞する」というリスクが、企業組織には本質的に内在しているのです。
これが「コンピテンシー・トラップ(Competency Trap)」と呼ばれる命題です。

笠井 前略~
 旧西側先進諸国が一九五〇年代、六〇年代のような高度成長を再現するには、二〇世紀後半の家電と自動車に代わる基軸商品が必要です。
ちなみに二〇世紀前半までは鉄鋼、造船、化学工業製品などが基軸商品でした。
二一世紀の基軸商品としてIT関連が期待されましたが、ITのハード部分は旧来の家電と同じだし、ソフト部分はさしたる雇用を生まないことがはっきりしました。

日本劣化論
笠井 潔 (著), 白井 聡 (著)
筑摩書房 (2014/7/9)
P055


「イノベーション」を生み出す発想力は、何も特殊な才能の持ち主のみが持っている限られた能力ではない。努力次第で誰でも伸ばすことができる力だと私は考えている。
 もともと「イノベーション」とは、オーストラリア出身の経済学者ヨーゼフ・シュンペーターが作った言葉である。彼は企業家の生み出す絶え間ないイノベーションが経済を変動させ、資本主義を進歩させていくと主張した。
 日本ではよく「技術革新」と訳されるが、実は「新結合」という言葉がいちばんこの言葉の本質を捉えた訳語だと私は考えている。既存のものを、今までとは違う組み合わせ方で提示すること。それがイノベーションの本質だ。
 社会にインパクトを与える商品やサービスを生み出したい、と考えたとしても、まったく新しい製品を作る必要はないのである。今すでにあるものの組み合わせを変える、見方を変える、そうすることによってイノベーションを起こすことができるのだ。

僕は君たちに武器を配りたい
瀧本 哲史 (著)
講談社 (2011/9/22)
P183



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