笑いはあなたを救う [養生]
笑えば世界中があなたに笑いかけ、泣けば心臓発作の危険が増す―少なくとも笑いとリラクゼーションにかんする研究は、そう言っている。
ストレスに襲われても自然にユーモアで乗り越えられられる人は、免疫系がきわめて健康で、心臓発作や脳卒中を起こす確率が四〇パーセント低く、歯の手術で痛みを感じることも少なく、平均より四年半長生きする。
~中略~
緊張が高まる映画を見たあとは血液量が二二パーセント増えた。研究者はこの結果をもとに、毎日最低十五分は笑うことを勧めている。
その科学が成功を決める
リチャード ワイズマン (著), Richard Wiseman (原著), 木村 博江 (翻訳)
文藝春秋 (2012/9/4)
P194
笑顔が一ドルの元手もいらないが、
百万ドルの価値を生み出す。
[デール・カーネギー] 米国の著述家 | 1888-1955
幸福だから笑うのではない、
笑うから幸福なのだ。
[アラン] フランスの哲学者 | 1868-1951
笑ってあげなさい。笑いたくなくても笑うのよ。
笑顔が人間に必要なの。
[マザー・テレサ] インドの修道女 | 1910-1997
人生はワンチャンス! ―「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法
水野敬也
(著), 長沼直樹 (著)
文響社 (2012/12/11)
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人生はワンチャンス!- 「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法 人生は~シリーズ
- 出版社/メーカー: ミズノオフィス
- 発売日: 2013/07/05
- メディア: Kindle版
笑いが医療に取り入れられるようになったのは、1976年、ある医学雑誌に掲載された一人の患者の手配に端を発する。
強直性精髄炎という難病におかされた、アメリカの雑誌編集者、ノーマン・カズンス氏が、笑いを取り入れた治療で病を克服するまでの記録である。
カズンス氏は、ユーモア小説を読んだり喜劇映画を観たりして大笑いすると、痛みが和らいでぐっすり眠れるようになったという。
難病を克服したカズンス氏は、その後、カルフォルニア大学医学部教授に転じ、笑いの治癒力を説いた。
これを機に、日本でも笑いの効用を科学的に解き明かそうとする研究が始まった。
中でも有名なのは、1991年に、大阪ミナミの演芸場で行われた実験だろう。
がん患者19人に吉本新喜劇を3時間見て大笑いしてもらい、その前後でガン細胞を直接攻撃する、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)の活性度を調べたものだ。
その後の研究により、NK細胞はたった5分笑うことで活性化することが分った。NK細胞は、注射で活性化させようとすると3日はかかる。それだけ、笑いは体に大きな影響を与えるのだ。
~中略~
つまり「笑い」は、ガンやウイルスに対する抵抗力を高めるだけでなく、免疫異常の改善にもつながるのだ。
高血圧はほっとくのが一番
松本 光正 (著)
講談社 (2014/4/22)
P143
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