人は不特定多数の相手より顔の見える個人に関心を持つ

　寄付に先立って、参加者の半分はザンビアで何百万もの人びとが飢餓に直面している事実を統計で見せられた。
そしてもう半分はアフリカで飢餓で苦しむ、七歳の少女の話を聞いた人たちは、統計を見せられた人たちの二倍寄付をおこなった。
理屈にはあわないが、人は不特定多数の相手よりも個人の問題に心を動かされるのだ。

その科学が成功を決める
リチャード ワイズマン (著), Richard Wiseman (原著), 木村 博江 (翻訳)
文藝春秋 (2012/9/4)
P68

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