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感官が快・不快をもたらす [ものの見方、考え方]

八六七 「世の中で<快><不快>と称するものに依って、欲望が起る。諸々の物質的存在には生起と消滅とのあることを見て、世の中の人は(外的な事物にとらわれた)断定を下す。
~中略~
八六九 「快と不快とは何にもとづいて起こるのですか? また何がないときにこれらのものが現われないのですか?また生起と消滅ということの意義と、それの起るもととなっているものを、われに語ってください。」
八七〇 「快と不快とは、感官による接触にもとづいて起る。感官による接触が存在しないときには、これらのものも起らない。生起と消滅ということの意義と、それの起るもととなっているもの(感官による接触)を、われには汝に告げる。」 

ブッダのことば―スッタニパータ
中村 元 (翻訳)
岩波書店 (1958/01)
P191

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2020/02/26
  • メディア: 文庫

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人は外部の出来事である「刺激(ストレッサー)」を受けると、心の中で「それをどのようにとらえるのか(評価)」、「どのように感じるのか(感情反応)」、そのとき「身体はどのような状態になるのか(身体反応)」という関係を示しています。
 実は、心理的刺激の場合、その刺激そのものが我々をストレス状態にさせているのではありません。四つのサイクルの「評価」の部分で自分達をストレス状態にさせているのです。
極端に言えば、自分たちがストレスになりたいから、自分たちでそのようにさせているのです。
刺激を与える出来事そのものには、何の意味もありません。自分たちの思い方、意味づけで変わってくるものなのです。

ワーキングストレスに向き合う力-スポーツ分野で話題のストレスコントロール手法<コーピング>でビジネスに強くなる-
坂上 隆之 (著)
日刊工業新聞社 (2015/2/25)
P60

P102
まず、高所恐怖症から始めましょう。高い場所が怖いという人でも、ほとんどの人は簡単にベッドから起きられます。
実のところ、彼らが怖いと感じ始めるのは、自分が(高い場所で)何かをしていることを想像するたびに、まるで自分が実際そこにいるかのように感じてしまうからなのです。これは、単にベッドから抜け出すためには効果的なストラテジー(方策)です。
しかし、あなたがどこかの端に近づいて行って自分は落ちてしまうかもしれないと考えると、本当に落ちるような感じがしてきて、めまいがしてしまうのです。

P119
 何かを恐れること自体が悪いわけではないのです。恐れは、あなたを物事から遠ざけます。
熱い火には触るべきではありません。幼い子どもでさえも、二つのことだけに対する恐れを持って生まれます。
大きな騒音への怖れと、落下への恐れです。ですから、子どもが危険なことをし始めると私たち大人は怒鳴りつけるのです。そして、その時の怖さを解釈することによって、手を火の中に入れてしまう代わりに、再び火に近づいた時に恐れを感じるようになります。
このようにして、「安全が確認できるまで道を渡ってはいけない」ということを学ぶまで、一つの恐れを別のモノへと一般化していくのです。
~中略~
その恐れが膨大になり過ぎたり、一般化して何にでも当てはめ過ぎたりすると、恐れる必要のないことも怖いと思ってしまいます。
あなたが決して、絶対に、絶対に恐れてはならないことは、あなた自身の思考です。何かを怖いと感じてしまう時は、ただあなたの思考を変化させてください。
違った音を加えたり、サイズを小さくしたりしてください。あなたは自分がどのように考えるかをコントロールすることができるということを知る必要があります。それには、自分の過去をどのように考えるかも含まれます。

望む人生を手に入れよう―NLPの生みの親バンドラーが語る 今すぐ人生を好転させ真の成功者になる25の秘訣
リチャード バンドラー (著),Richard Bandler (原著),白石 由利奈 (翻訳), & 1 その他
エル書房 (2011/6/1)


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