人は食事中に知った人や物や情報を好きになる [対人関係]
心理学者グレゴリー・ラズランは一九三〇年代に一連の実験を行い、人は食事中に知った人や物や情報を好きになると発表した。
おいしい食事が人の気持ちをしあわせにし、判断がいつもより早く衝動的になるためらしい。
また最近の研究によると、カフェイン入りのものを飲んだ人は、相手の意見に動かされやすくなるという。
つまり、ひとにおごられたランチやコーヒーは、結局高くつくということだ。
その科学が成功を決める
リチャード ワイズマン (著), Richard Wiseman (原著), 木村 博江 (翻訳)
文藝春秋 (2012/9/4)
P69
人間食べている時も原則として人を憎まない。しかし現代人の一つの特徴は、ほとんど人を食事に招くということがなくなったことだ。昔の母たちの世代は、よく家に人を招いて、手料理で食事をしていた。
喋っている時と、一緒に食べている時には殺さない。この原理は国際的な粉争を防ぐ時にも当てはまるような気がする。
人生の原則
曾野 綾子 (著)
河出書房新社 (2013/1/9)
P93
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