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女はつよし [家族]

 配偶者に死に別れたあとの平均生存期間は、妻が約10年間、夫が約3年間。夫のほうが圧倒的に短い。
とはいえ、男性シングルと有配偶者をくらべた平均寿命をみると、夫婦そろっているほうがシングルより長生きすることがわかっている。
生活のうえでも、情緒のうえでも、妻のいる男性はシングルの男性より、ずっと安定したストレスの少ない状態になることを各種のデータは示している。
 その反対に、女性の既婚者はストレスをかかえる傾向があるようだ。調査をみると、「夫がストレスになる」と答える妻は約6割。

男おひとりさま道
上野 千鶴子 (著)
文藝春秋 (2012/12/4)
P55

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両子寺

P60
 死別おひとりさまが、男か女かは大ちがいだ。女性のほうは、男性ほどの喪失感に苦しまないようだ。もちろん配偶者を失って、打撃から立ち直れなかったり、うつ状態になる女性は何人もいる。おもしろいのは、それがかならずしも仲のよかった夫婦とはかぎらないこと。

P67
死別シングル女性は、結婚は一度でたくさん、と思っているし、夫の残してくれた資産と遺族年金が入るから、再婚ニーズがそもそも低い。日本の年金は結婚したら夫が妻を養うもの、という前提で組み立てられているので、もし死別の女おひとりさまが再婚などしたら、遺族年金の受給権を失う。年金が自分についている女性は、みすみすそれを失う選択などしないものだ。
 そのうえ、再婚したらふたたび介護要員になる将来が待っていると思えば、よほどラブラブでなければ再婚に踏み切らないだろう。それに前妻やその子たちとのトラブルを避けたいと思えば、事実婚を選ぶほうがよい。
事実婚は、うまく行っているあいだは続くが、そうでなくなれば解消されるリスクが高い。
 離別シングル女性が再婚願望をもつのは、ほとんどが経済的な動機。離別男性と離別女性との再婚顔貌を比較した調査では、男性の多くが「できれば再婚したい」と希望しているのに対し、女性の多くが「もう結婚はしたくない」と思っていることがわかっている。
~中略~
 離別女性には子どもがついてくる場合が多いから、夫になるには、新しい妻の子どもの父親になる覚悟もいる。
”再建”家庭はややこしい。それに離別シングル男性の場合には、別れた家族に養育費を送っていたりして経済的負担があったり、自分の子どもとの関係は切れないから、こちらもややこしい。よほどの資産と収入が、なければ、再婚の可能性は低い、と承知すべきだろう。
 それなら初婚の若い女がいる、と思うあなたは虫がよすぎる。
~後略

生物学的に女性のほうが男性より強いのは、平均寿命の面からも、各種データの面からも確かであり、これは日本人に限らない世界的な傾向である。そして、女性のほうが人生を楽しむすべに長けていることも、間違いないと思う。
人生を楽しむのがうまくて、感情が老化しにくいから、長生きもできるのだ。
 男性は筋力があって瞬発力にこそ優れているが、生物として弱いのに加え、感情が老いやすいのだ、定年退職を持っていたように、病気に倒れてしまう人もいる。

人は「感情」から老化する―前頭葉の若さを保つ習慣術
和田 秀樹 (著)
祥伝社 (2006/10)
P110

人の一生のうちには、人の心を
喜びや悲しみでゆるがすような
大事な瞬間が幾度かあるものです。
そういう場合、男なら自分の身なりなど忘れて、
むぞうさに多ぜいの前に出ますが、
女はそういう時でもやはり皆の気に入ろうと、
えりぬきの衣装や申しぶんない飾りを身につけて、
人前に出てうらやまれようとするものです。
(悲劇「私生の娘」一八〇三年作、第一幕第六場から)

ゲーテ格言集
ゲーテ (著), 高橋 健二 (翻訳)
新潮社; 改版 (1952/6/27)
P16


 女性の脳を機能的に見ていくと、どうしても不安になりやすい傾向が男性よりも高いのですが、この性質にも利点があります。
将来のリスクを男性よりずっと正確に予測して、それに備えることができる、という点です。
 しばしば、女性は男性よりも現実的、などと言われるのはこのためでしょう。

脳はどこまでコントロールできるか?
中野 信子 (著)
ベストセラーズ (2014/8/19)
P186


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