鉄は熱いうちに打て [教育]
前略~
職場や仕事を人材開発に適するように変えてゆくには、組織面や人事面からいろいろな手を打っていかねばならないだろう。
その中で、私が最も重視するのは「早期・重課・鍛錬主義」である。
どんな人でも、若いうちから、能力を上回る程度の仕事を与え、きびしく鍛える。そのような困難に立ち向かい、努力を重ね、苦労を積まねば人は育たない。実力と人間は形成されない。教育はキレイ事ではだめなのである。
経営の行動指針―土光語録
土光 敏夫 (著), 本郷 孝信 (編集)
産能大出版部; 新訂版 (2009/10/15)
P77
モチベーションがこのようなプロセスで生まれるものであるとするならば、果たして入社したばかりの新人の心にモチベーションはあるかどうか。
「あるわけがない」
それが、リッツカールトンでたどり着いた結論でした。でも新人は元気いっぱい、ハツラツとしている。あれはいったい何なのか。それは、ただテンションが高いだけなのです。
もちろん、このテンションも大事です。~中略~
さて大事なのは、入社して間もないこの期間です。テンションが高く心が熱いうちにモチベーションの種を蒔くのです。すなわち鉄は熱いうちに打て、ということです。
一流の男は「気働き」で決める
高野 登 (著)
かんき出版 (2014/4/23)
P112
鍛練を積んではじめて、ふさわしい反応ができるようになる。・・・・・・〔人間としての道の〕はじめは情によって反応し、終わりは義によって反応する【5】
※【5】 習を待ちてのちに定む。・・・・・始なる者は情に近く、終なる者は義に近し。(住人注;孔子)
ハーバードの人生が変わる東洋哲学──悩めるエリートを熱狂させた超人気講義
マイケル・ピュエット (著), クリスティーン・グロス=ロー (著), 熊谷淳子 (翻訳)
早川書房 (2016/4/22)
P45
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