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インプラントの値段 [医療]

 ホームページなどで非情に廉価な治療費を提示している歯科医院もありますが、それがなぜ可能なのか、たいへん不思議に思います。
少なくとも私たちの施設では、その金額では不可能です。
 インプラント治療に非常に高いコストがかっているのは、疑いのない事実です。インプラント治療を10万円、20万円という安価な値段提供している歯科医院では、どのようにして費用を低く抑えているのか、よく分かりません。

 私が所属する東京医科歯科大学千葉病院における、インプラント治療の収入と支出の構成は、次の通りです。
 医療収入はインプラント1本につき約43万円で、その内訳は60%がインプラントを埋め込む手術費用、残りの40%が上部構造やアバットメントなどの作製費用になります。
 対する支出は約41万1000円で、インプラントに使う材料など医療経費が55%で最も多く、続いて人件費31%、設備の減価償却費6%の順になっています。
 つまり、収入から支出を引いた、いわゆる収益部分は約1万9000円です。
~中略~
 ただし、この支出には大学の教育職である私たち教員の人件費(住人注;手術をした歯科医の人件費)が含まれていません。 含まれている人件費は、歯科衛生士や病院雇用の医局員の分だけです。私たちの人件費分を上乗せすると、1本につき約7万8000円の赤字になってしまいます。

歯科大教授が明かす 本当に聞きたい! インプラントの話 角川SSC新書
矢島 安朝 (著)
角川マガジンズ(角川グループパブリッシング) (2013/3/9)
P112

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