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あきらめないのが美徳と思っている日本人 [日本(人)]

小野寺(住人注; 小野寺時夫) 前略~ がんは発生したときから運命が決まっているといってよく、手術してもダメなものはダメ、手術をしなくてものんびりタイプは長生きするといくことです。
~中略~
近藤(住人注; 近藤誠) 医師としてやれるだけのことをやろう、という使命感は、なかなかやっかいですね。
小野寺 そうなんです。「がんが進行しているけど、最善を尽くす」という医者の言動が、外科手術でも化学療法でも、得てして最悪の結果を生んでいます。
~中略~
小野寺 私がいるホスピスに送られてくる患者には、化学療法で心身ともボロボロになり、余命わずかの状態という人が多数います。
「患者をこんなに苦しませるだけの無益な治療をした医師は、よほど非常識で、人格的に問題があるのではないか」と思うことがあります。 ところが、当の医師にたまたま会う機会があると、誠実そうで、「熱心な努力家」として評判だったりするんです。
~中略~
小野寺 医者は「あきらめないでなんでもやることが最善」だと思いこみ、患者側も「最後まであきらめず、なにかしてくれる医者がいい」ってカン違いして医者に頼るわけです。
近藤 万にひとつも治る可能性はなく、「固形がんは放置するに限る。それがいちばん苦しまずに長生きできる」という証拠をどれだけ見せられても、日本人はなかなか「治療しない」ことに耐えられない。 「治療はやるもの」と思いこんでいるから。

別冊宝島2000号「がん治療」のウソ
別冊宝島編集部 (編集)
宝島社 (2013/4/22)
P34

DSC_0901 (Small).JPG両子寺

 幸福への道はただ一つしかない。それは意志の力でどうにもならない物事は悩んだりしないことである。
エピクテートス

カーネギー名言集 ハンディーカーネギー・ベスト (3)
ドロシー カーネギー (著)
創元社 (1986/11)
P72

 積極的な治療法がない旨を伝えるのはきわめて難しい。もちろんこちらの伝え方もよしあしはあろう。しかしながら、一定の割合で「聞く耳もたない」人はいる。
患者本人はくたびれていても、周囲が無責任に叱咤激励して無理やり引っ張り出すことも極めて多い。
この新聞に、あの週刊誌に書いてあったじゃないか。余命三ヶ月と言われても、奇跡的に良くなった人もいる、諦めないことが肝腎だと。
今の医者はそんなことは非現実的だなどとほざくが、そんなことはない、どこかにあるはずだ、あるに違いない。希望を挫くようなことを言うな。そんなこと言う奴は信用できないに決まっている。
 そうだそうだと言う連中も世の中にはいる、というよりうじゃうじゃいる。この治療法で、薬で、免疫で、温熱で、ただしこれこれの金がかかる・・・・。

偽善の医療
里見 清一(著)
新潮社 (2009/03)
P166


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