若者は振り返らない [人生]
前途に多くの理想を懐(いだ)いていることは、青年の特徴である。例えば、百里行く者が六十里七十里に達し、顧みて「我かくかくの成功せり」などと思うは、そろそろ年取る徴候である。
「百里に行く者は九十里に半ばす」というが、その九十里に達すれば、眼前に横たわる道が、さらに増えて百八十里にもなる、すなわち希望と理想が増えてくる。
修養
新渡戸 稲造 (著)
たちばな出版 (2002/07)
P45
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