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弥生式水田農業は神である [日本(人)]

日本の奈良朝の仏教政治は、食肉を禁忌にしてしまっただけでなく、在来からあった穀物への神聖思想という不思議な宗教意識(神道)をいよいよつよめた。
伊勢神の外宮の祭神が穀物神である豊受大神であるように、また、上代以来こんにちにいたるまで宮中における最大の神聖行事のひとつが新穀を神々に捧げるという十一月二十三日の新嘗祭であるように(戦前はこの日が祝祭日になっていた。現制では勤労感謝の日ということになっている)、また民間信仰にあっては穀物神である稲荷の信仰がさかんであるように、われわれにとって弥生式水田農業はいまなお神として遺っているのである。

街道をゆく (3)
司馬 遼太郎(著)
朝日新聞社 (1978/11)
P53

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