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戦争はしようと思ったときにはじまる [国際社会]

戦争はしようと思ったときにはじまる。
しかし、終わってほしいと思ったときには終わらない。
[マキャヴェッリ] イタリアの政治思想家・外交官 | 1469-1527

人生はワンチャンス! ―「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法
水野敬也 (著), 長沼直樹 (著)
文響社 (2012/12/11)
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人生はワンチャンス!- 「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法 人生は~シリーズ

人生はワンチャンス!- 「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法 人生は~シリーズ

  • 出版社/メーカー: ミズノオフィス
  • 発売日: 2013/07/05
  • メディア: Kindle版

 

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「アメリカの軍事力は、明快に限定された戦略上の国益を実現する場合に限り、圧倒的兵力で行使すべきである」
~中略~
パウエル・ドクトリンが一九世紀のプロイセンの優秀な軍事戦略家カール・フォン・クラウゼヴィッツの思想を忠実になぞったものであることは知っておくべきだろう。
クラウゼヴィッツはこう書いている。
「誰も戦争をはじめたりはしない。いや、まともな人間なら誰もそんなことをするはずがない。最初にまず、自分がその戦争で何を手に入れようとしていて、そのためにどうするかということがはっきりと頭に描けていないかぎり」。
カール・フォン・クラウゼヴィッツ「戦争論」英訳本、プリンストン大学出版、1989刊、P579

パウエル―リーダーシップの法則
オーレン ハラーリ (著), Oren Harari (原著), 前田 和男 (翻訳)
ベストセラーズ (2002/05)
P143

パウエル―リーダーシップの法則

パウエル―リーダーシップの法則

  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2002/05/01
  • メディア: 単行本

 

 

P237
 豊臣秀吉の朝鮮征伐のとき、諸大名はあらそって焼物の技術者を捕虜にしようとしたが、島津家もそのことに熱心で、南原(ナムウォン)城を攻撃したとき、沈寿官家の祖先も、かれによれば運動神経がにぶかったのか、逃げ遅れてとっつかまってしまった。毛利勢につかまった萩焼の祖の高麗左衛門、鍋島勢につかまって有田焼を興した李参平、黒田勢につかまって高取焼の祖になった高取八蔵(八山)たちも、その仲間である。
朝鮮侵略が”焼物戦争”といわれるゆえんはそれで、その”焼物戦争”以前の日本の食器など諸道具というのはほとんど漆器だったことを思うと、日本文化は彼らに負うところが計り知れぬほどに大きい。
そういう焼物の創世記のひとびとの家系はそれぞれの藩から士分をもって遇されたが、その子孫で血統がそのままつづいているのは薩摩焼の沈寿官ぐらいのものかと思える。
 ところが、種子島西之表市の市長―井元正流氏という―は、
「じつはわが井元家もそうである」
 といったのである。井元家の祖先は小西行長勢につかまったそうで、つかまったものの陶芸とは縁がなく、普通の侍になった。小西家でそうとう優遇されていたらしいところをみると、学問が出来たのであろう。
関ヶ原で小西家が没落すると牢浪(ろうろう)したが、そのうち薩摩藩からよばれて取り立てられ、種子島家に付属された。

P250
「島の気風は、のんきだということですか」
井元さんにきいてみると、市長としてどうこたえていいのか、ちょっと考えてから、
「この島歴史がはじまって以来、餓えというものは一度もなかったようですな」
と、いった。要するにのんきだということであろう。
「戦争もなかったです。戦国時代に、一度だけ、ほんの小さな小競り合いがありましたが」
 と、井元さんは言った。たしかにそうで、食うにこまるという切迫感がなければ、人間は戦争などというものをまずやらないものなのである。

街道をゆく (8)
司馬 遼太郎(著)
朝日新聞社 (1995)

街道をゆく 8 熊野・古座街道・種子島みちほか (朝日文庫)

街道をゆく 8 熊野・古座街道・種子島みちほか (朝日文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2008/09/05
  • メディア: 文庫

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