SSブログ

馬寄 [門司]

 神宮皇后が三韓出兵のとき、この地で軍隊の調練をし、軍馬を集めたとの口碑により、里人は馬寄の文字をあて「まいそ」と読ました。
 この発音について、小倉徳力神理教佐野経彦は、その著「企救郡誌」に後記里程表と同じく「真磯」の字をあて「まいそ」と読ませている。
 その論拠について、この海岸は萬葉集にもうたわれた「企救の高浜」の一部で、これに並ぶ他の高浜や長浜が、共に砂原であるのに、この浜は美しい松原で、小石が敷き並ぶ磯であるので、
まことの磯「真磯」、それ古に神宮皇后が人馬の勢揃いをしたという因縁から、「馬寄」の字をあてたとも考えられる。
 土着の人は殆ど、また、研究家(石崎・大田両氏)も「まいそ」と発音し、その著書にも「まいそ」とふり仮名をつけている。
 そのときの役馬を、馬寄で飼っていたといい、馬屋敷の小字名ものこっている。

郷土門司の歴史
中山主膳 (著)
金山堂書店 (1988/06/01)
P124

DSC_5468M (Small).JPG

DSC_5470M (Small).JPG馬寄について


タグ:中山主膳
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント