メンタリング・システム [教育]
メンタリングは、メンター(師匠)となる指導者が何人かのスタッフを受け持ち、育てるための仕組みのことです。
これは、御存知の人も多いと思いますが、ギリシヤ神話に登場するメントールという老人が、オデュッセウス王の息子を指導して立派に育てたことに由来します。このメントールが、メンターになりました。
~中略~
通常、メンターの役割は直属のボスではなく、さらに上のリーダーや、まったく違う部署のディレクターなどが受け持ちます。そして、知識、スキルの向上のみならず、人間性に関わる指導も担います。
一流の男は「気働き」で決める
高野 登 (著)
かんき出版 (2014/4/23)
P137
P138
メンターにとって大きな役目の一つは指導するスタッフの、言葉のコミュニケーション能力を高めるということです。言葉は、人間だけが持っているコミュニケーションの手段です。
しかも、人は自分の考えや思いを伝えるときだけではなく、頭の中でいろんなことを考えるときも、言葉を使っています。
つまり、言葉を使ったコミュニケーション力を磨くということは、そのままイメージ力を磨くことに通じるのです。
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