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布施 [ものの見方、考え方]

立松 功徳があると思って信じると、もしなかったときに逆ギレするじゃないですか。その人は、信仰者になる資格はないと思います。
お賽銭をあげたからいいことがあるかというと、何もないじゃないですか。でも、ただ神社の維持のために何がしか使ってくれという、布施の気持ちであげればいいんです。
 道元は、布施というものはへつらわないことである、むさぼらないことである、と言う。布施というのは一方的にあげるものだから、へつらわない、むさぼらない。
たとえば宗教を信じたから何かあるというのは、へつらいですよ。これを信じたから自殺を思いとどまったという実利的な新興宗教はたくさんあるんですけれど、親鸞や道元とは次元が違うと思いますね。


親鸞と道元
五木寛之(著),立松和平(著)
祥伝社 (2010/10/26)
P286



親鸞と道元 (祥伝社新書)

親鸞と道元 (祥伝社新書)

  • 作者: 五木寛之 立松和平
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2018/11/01
  • メディア: 新書



 


DSC_5444 (Small).JPG戸上神社 


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