ブランド水産物 [社会]
いま、日本のいたるところで多種多様な「ブランド水産物」が行政の支援を受けて喧伝されています。
大分県の佐賀関の「関アジ」や「関サバ」などは全国的に著名で、有名デパートなどでびっくりするよな値段で売られています。それ以外にも、「××イカ」「△△漁港のブリ」等々、様々な「ブランド魚」の名前を魚屋やスーパー、居酒屋などで目にします。
しかし、このようなブランド化は必ずしも生産者に安定的な利益をもたらしている訳ではありません。大間のマグロ一本釣り漁師や、佐賀関のアジ・サバ一本釣り漁師は、実際にはそれほど儲かっていないのです。
日本人が知らない漁業の大問題
佐野 雅昭 (著)
新潮社 (2015/3/14)
P123
タグ:佐野 雅昭
コメント 0