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医療サービス [医療]


  医療サービスというのは、たいへんむずかしいことです。たんに、頭をぺこぺこさげたり、言葉つかいをていねいにすればいい、というものではありません。
そのサービスには、底の深い、医学や心理学、さらに社会学的な裏付けが必要です。患者さんが何を求めているか、どこに問題があるかを、的確に引き出すことがだいじなのです。
 私も、看護の教育を担当したことがありますが、看護とは何か、というとき、いちばん大切なのは、患者さんのニーズ(求めているもの)を正しく知ること、それに誠実に応えていくこと、これに尽きると思います。
患者さんがいま、何をして欲しいと思っているか、何を求めているか、それを正しく知ることだと思うのです。 

患者本位の病院改革
新村 明(著),藤田 真一(著)
朝日新聞社 (1990/06)
P19












DSC_2257 (Small).JPG風のガーデン

少し前の話になるが、奈良県で、38歳の妊婦が救急車で運ばれた。しかし、受け入れる病院がなかなか見つからず「死産」となった事件で、マスコミはこぞって「たらい回し」「態勢の不備」と批判したことは記憶に新しい。
~中略~
  ※医療関係の事件や事故を扱う際に、メディアはつい「メディア対病院・医師」という対立構造で報じることが多かった。医療や病院の隠ぺい傾向を暴いていく国民の味方のようなスタンスをとっていたのだが、正しい中立的な医療記事かというと、そうでないことも多い。~中略~
 しかし、その後、病院での産科医療の問題点が指摘され、さらには妊婦側にもそれまで受診歴がないこともわかり、メディアの病院への非難記事は静まっていった。 ~中略~
 やや話は逸れるが、病院勤務医らの健康を考えることはこれまで話題になることが少なかった。
しかし、日本医師会は2008年から「勤務医の健康支援に関するプロジェクト委員会(委員長:保坂 隆)」を発足させ、勤務医の健康調査から対策に至るまで活動中である。
それによれば、病院勤務医の12人に1人は抑うつ状態にあり、医師の抑うつは勤務時間に相関し、睡眠時間に負の相関があることがわかった。

空海に出会った精神科医: その生き方・死に方に現代を問う
保坂 隆 (著)
大法輪閣 (2017/1/11)
P26



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