バンドワゴン効果 [言葉]
書籍の帯に、「たちまち増刷!」「10万部突破!」なんて書いてあったりすると、なんとなく目について、時には、手にとってしまったりしませんか?また、家電量販店に行って、店員に「この製品が最近流行っているんですよ」なんて言われると、つい、必要もないのに買ってしまって、奥さまに怒られてしまったり・・・・・。
そして、これが一番有名な効果だと思いますが、選挙などで、自分の票を死に票にしたくないという心理が働き、優勢が伝えられる候補者に投票する、という現象もあります。
~中略~
これが、「バンドワゴン効果」と呼ばれるものです。
ただ、日本では伝統的に、判官びいきの傾向も根強く存在します。これは「アンダードック効果」と呼ばれ、劣勢の側や落ち目の人を応援したいという気持ちが強く働くことを指します。
さて、バンドワゴンというのは、パレードの先頭で音を鳴らす楽隊車のこと。
みんなが買っている、みんなに支持されている、というだけで、自分がしっかりその製品を調査したり、その人物や政策を検証したりしたわけではないのに、「みんな」の評判を信頼して買ったり、心情的に味方になったりしてしまうのです。
脳はどこまでコントロールできるか?
中野 信子 (著)
ベストセラーズ (2014/8/19)
P108
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