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コーピング [言葉]


 ストレスは消失するものではありません。また、本書はストレスを治療したり、ストレスから逃避したりすることをおススメする本ではありません。
ストレスの特性を理解し、コントロールする術を身につけて、それを上手く活用することにより、必ず道は開けます。
 コーピングによるストレスコントロールは、誰でも身につけられるスキルです。

ワーキングストレスに向き合う力-スポーツ分野で話題のストレスコントロール手法<コーピング>でビジネスに強くなる-
坂上 隆之 (著)
日刊工業新聞社 (2015/2/25)
P4



 

DSC_2598 (Small).JPG鰐淵寺

P30
 コーピングとは、英語で「Cope(コープ)」という動詞に「ing」を付加したものです。
「Cope」の意味は、「難局に対処する」「負けずに戦う」というようなもので、認知行動療法に基づいた心身調整によるストレス対処法を指します。
 この「コーピング」について、よく尋ねられるのはその「ルーツ」です。
 私の調査したところによれば、実はその歴史はまだ浅いようです。
 初めて「ストレス」を定義したのは、カナダの内分泌学者、セリエです。一九三六年に動物実験による「生理的・疫学的研究」でストレス学説を提唱したことがストレス研究の始まりとされています。
一九五〇年代になると心理学領域でも「ストレス」研究が盛んになり、一九六七年にアメリカの社会生理学者ホームズとレイによる「ライフイベント研究」、アメリカの心理学者 リチャード・S・ラザルスらによる「心理的ストレスとコーピングについての認知的理論」のように発展してきました。こののちに早稲田大学の客員教授にも就任したラザルスが一九六五年に刺激への対処手段を「コーピング」と呼んだようです。
 次に、コーピングの定義ですが、「自分の感情に気づき、能動的に行動することで、感情をコントロール(自己調整)する技術です。



 


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