底つき体験 [言葉]
失業したり、妻に去られたり、肝臓がぼろぼろになったり、危機的状況になったときにタイミングよくアプローチがなされることで、やっと酒をやめる必要性を素直に認めることになる。
そのように、にっちもさっちも行かない状況にまで追い込まれることを「底つき体験」と呼ぶ。
へたをすれば命を落としたり人生を棒に振ってしまうわけだが、それくらいの目にあわなければ生き方を転換することができないのが人間の悲しいところなのである。
はじめての精神科―援助者必携
春日 武彦 (著)
医学書院; 第2版 (2011/12)
P130
タグ:春日 武彦
コメント 0